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2026.10.18 15:00

マッカーサー財団「天才助成金」の2026年受賞者を発表、使い道自由な1.2億円の行方

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2026年フェロー20人のうち14人(70%)は、米国の大学や研究機関に何らかの形で所属している。その一部を紹介しよう。

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ホリー・ジーン・バック:ニューヨーク州立大学バッファロー校の社会学者で、エネルギー政策を研究している。財団は受賞理由として、「社会の現実と正義に配慮しつつ、エネルギー移行ならびに気候移行の成功と地域社会のイノベーション支援に必要な、説得力あるビジョンを打ち出した」ことを挙げている。

フェリペ・デ・ブリガード:デューク大学哲学部と心理学・神経科学学部の教授。記憶の形成そのものと、道徳的判断、想像力、許しといった認知活動との関係を研究している。

エローラ・デレノンコート:プリンストン大学経済学部アシスタントプロフェッサー。米国の富と経済の移動性における人種格差の根源とその要因を研究している。

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エリザベス・エリス:プリンストン大学歴史学部の准教授。特に、アメリカ先住民の部族(Small Nations)がどのような影響力を持ったかを中心に、北米の先住民政策と外交的関係を研究している。

カイユ・グアン:イリノイ大学天然資源&環境科学学部の特別教授、ならびに同大アーバナ・シャンペーン校スーパーコンピュータ応用研究所のブルーウォーターズ教授。研究テーマは、農業生態系を調査し、農家の作物収量と資源利用を最適化できるよう支援することだ。

マリカ・ホランド:コロラド大学ボルダー校にある米国立大気研究センター(NCAR)の上席研究員。極域ならびに、極域と地球システムとの相互作用の専門家で、海氷の長期的変化と予測可能性、極域の気候変動を主に研究している。

ソン・リン:スタンフォード大学の化学教授。電気化学の独特な能力を生かして、耐久性のある複雑な有機分子を構築するための研究をしている。

ロドニー・マクミラン:カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)芸術&建築学部の彫刻科教授。自身の作品については、アメリカンドリームという神話の外で彷徨う(さまよう)ように存在する個人に関心を向けてきたと語っている。

マアザ・メンギステ:米ウェズリアン大学英文学部教授。数々の小説を出版している作家で、プリンストン大学とクイーンズ・カレッジで教鞭をとったこともある。『影の王』(邦訳:早川書房)は、2020年ブッカー賞の最終候補に残った。

アリエル・ロン:南メソジスト大学歴史学部で南北戦争時代を専門とするグレン・M・リンデン准教授。19世紀米国の政治経済を専門とする歴史学者で、19世紀における米国の経済発展に農業がどう寄与したかを研究している。

ケイト・スプラドリー:テキサス州立大学サンマルコス校の人類学教授。人骨から得たデータを用いて人口移動を追跡する法人類学者でもある。

ヴィンチェンツォ・ヴィテッリ:シカゴ大学物理学部とジェームス・フランク研究所の教授。理論物理学者として、メタマテリアル、ソフトマテリアル、アクティブマター、生物学的システムの挙動を研究している。

イマニュエル・ウィルキンス:ニューヨーク大学プロフェッショナル学部のジャズ研究非常勤講師。サキソフォン奏者、作曲家、ジャズ・カルテットのリーダーという一面も持ち、ファーストアルバム『Omega』(Blue Note, 2020)は、ニューヨーク・タイムズ紙の年間最優秀ジャズアルバムに選ばれた。同年の全米黒人地位向上協会(NAACP)主催イメージ・アワード(音楽や映画の賞)にもノミネートされた。

リャンファン・ジャン:カリフォルニア大学サンディエゴ校Aiiso Yufeng Liファミリー科学・ナノエンジニアリング学部の教授で学部長。ナノ医療と生物学の共通領域で研究を行っており、薬物送達とワクチンのためのナノ構造生体材料を開発している。

上記以外の2026年マッカーサー・フェローシップ受賞者には、ダンサー兼振付師のトラジャル・ハレル、数々の受賞歴を誇る詩人レイリ・ロング・ソルジャー、アーティストでパフォーマーのクリスティーン・サン・キム、パブリックアーティストで写真家、医師でもあるチップ・トーマス、アーティストで版画家のヴィンセント・ヴァルデス、作家ブライアン・ワシントンが選ばれた。

(forbes.com 原文)

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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