従業員のウェルビーイング(心身の健康や幸福)は、テクノロジーをどの程度コントロールできていると感じるかに左右されることがある。「テクノロジーが人々の働き方を規定し、密に監視し、疑問を挟めないような意思決定を下すとき、従業員はより大きなストレス、不満、燃え尽き、そしてエンゲージメントの低下を経験する可能性があります。長期的には、企業は信頼、パフォーマンス、そして定着率の低下に直面することになるかもしれません」と、フレキシブル・ワーク・ソリューションズ(Flexible Work Solutions)を率いるジョーニー・コネル(Joanie Connell)はメールでコメントを寄せた。
企業の経営陣は、テクノロジーが労働者の業務をより戦略的、効果的、あるいは効率的に進める手助けになっていると決めつけるべきではない。むしろ、ビジネスリーダーや管理職は時間を割いて従業員と対話し、フィードバックを促し、そのテクノロジーがどのように、そしてなぜ使用されているのか(あるいは使用される予定なのか)を話し合うべきだ。
最大の打撃をもたらす要因
従業員が、もはや理解も変更する権限も持たない意思決定に対して責任を問われるとき、コントロールの喪失は企業に最大の打撃をもたらす。「この不一致は不安やエンゲージメントの低下を引き起こすだけでなく、内部統制の問題でもあります。従業員がテクノロジーを過信したり、隠れて独自の代替手段をとったりすることで、エラーやリスクが蓄積していく可能性があるのです」と、シェナンドー大学ビジネス・エンジニアリング・テクノロジー学部の会計学教授でYHB寄付講座教授のマーティン・ムリヤディ(Martin Mulyadi)はメールでのインタビューに答えた。
ロジテックの調査では、約3人に2人が、物理的なデバイスやツールを使用しているときに「より高いコントロール感を得られる」と回答した。また、63%がデバイスを使用しているときに「自身の能力に自信を持てる」と答え、81%が適切なテクノロジー環境が「目標達成と未達の分かれ目になり得る」と回答した。
テクノロジーをコントロールできていないと感じる影響は、職場にとどまらない。


