宇宙

2026.10.02 15:30

10月の夜空は「オリオン座流星群」が極大、土星が一年で最も輝く

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が2024年11月29日に観測した土星の赤外線画像。衛星が白い点として写っており、左端の環のすぐ上にヤヌス、左下にディオネ、中央付近の環の下側にエンケラドスが見える(NASA, ESA, CSA, STScI; Image Processing: J. DePasquale (STScI))

10月は「惑星を楽しもう」

10月は惑星を観察するのにもってこいの1カ月となる。宵の空では4日に「衝」となる土星が主役を張り、未明の空では火星と木星の存在感が際立つ。月は5日から7日にかけて火星、木星と接近する。北米では木星食となるので、興味深い天体写真が見られるかもしれない。

advertisement

12日前後には火星がプレセペ星団を通過する。金星はちょうど太陽と同じ方向にあって見えないが、月末を過ぎると日の出前の東南東の低空に鮮やかに輝く姿を見せるようになる。

2026年10月12日(東京:午後3時頃)の東の空(Stellarium)
2026年10月12日(東京:午後3時頃)の東の空(Stellarium)

「銀河の中心」はもうすぐ見納め

10月は、天の川の明るい中心部を北半球から手軽に観察できる今年最後の機会となる。10月11日の新月前後の1週間前は月明かりがなく、暗い宵の空で星の密集した領域が見やすくなるが、銀河の中心は日没後すでに南西の低空にあり、まもなく地平線に沈んで姿を消してしまう。代わって秋の星座が夜空を支配し、暗くなるとおうし座やオリオン座が目立つようになる。

米コロラド州アスペンにあるマルーン湖のほとりから望むマルーンベルズ山とロッキー山脈の上空に伸びる秋の天の川。2019年10月撮影(stock.adobe.com)
米コロラド州アスペンにあるマルーン湖のほとりから望むマルーンベルズ山とロッキー山脈の上空に伸びる秋の天の川。2019年10月撮影(stock.adobe.com)

「世界宇宙週間」がスタート

10月4日~10日は「世界宇宙週間(World Space Week)」。宇宙への関心を高め、人類の生活向上に対する宇宙科学技術の貢献をたたえるため、国連が定めた国際週間だ。世界最大の年次宇宙イベントとして知られ、世界中でさまざまな活動やイベントが開催される。2026年のテーマは「Rocket Revolution(ロケット革命)」で、宇宙へのアクセス機会を急速に広げつつあるロケットとその役割にスポットライトを当てる。

advertisement
米テキサス州キャメロン郡にあるスターベースから打ち上げられる米宇宙企業スペースXの大型ロケット「スターシップ」。2026年7月24日撮影(Reginald Mathalone/NurPhoto via Getty Images)
米テキサス州キャメロン郡にあるスターベースから打ち上げられる米宇宙企業スペースXの大型ロケット「スターシップ」。2026年7月24日撮影(Reginald Mathalone/NurPhoto via Getty Images)

(forbes.com原文)

翻訳・編集=荻原藤緒

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事