10月の夜空では、土星が見ごろを迎え、火星と木星が月と共演する。月の後半には「オリオン座流星群」が極大となり、「狩人の月」の異名をもつ満月が昇る。火星が美しい星団の中を通過する様子も見られる。見どころが盛りだくさんの2026年10月の星空観察についてまとめた。
天文カレンダー
・10月4日(日):土星が衝
土星が地球を挟んで太陽と正反対の位置にくる「衝(しょう)」となる。衝の頃の土星は、日没と入れ替わりに昇り、一晩じゅう夜空に輝き、日の出とともに沈む。一年で最も明るく、最も大きく見えるので、ぜひ観察してみてほしい。
・10月5日(月)~6日(火):細い月と火星、プレセペ星団
下弦を過ぎて半月よりも細くなった月が、2日連続で未明から明け方にかけて火星と並ぶ。6日未明には火星と月の間に、かに座のプレセペ星団(M44)が見える。双眼鏡や小型望遠鏡を使えば、英語で「蜂の巣(ビーハイブ)」の名を冠する散開星団の星々のきらめきを楽しめる。
・10月7日(水):月と木星
欠けゆく細い月が、未明の空で木星に接近する。北米の大部分では、月が木星を隠す「木星食」が見られる。
・10月14日(水):細い月とアンタレス
夕方~宵の南西の低空で、上弦の細い月がさそり座の赤い1等星アンタレスの近くに見える。
・10月21日(水)~22日(木):オリオン座流星群が極大
22日未明にオリオン座流星群が極大を迎える。21日深夜~22日明け方が見ごろとなる。上弦を過ぎてまもない明るい月が未明まで西の空にあるが、速く流れる明るい流星が多い流星群なので、月明かりの影響はそれほど心配しなくても大丈夫だろう。
・10月26日(月):ハンターズムーン
北米先住民の農事暦で「ハンターズムーン(狩人の月)」と呼ばれる満月が昇る。日の入りの直前、東の空に顔を出す円い月は、まるで朝日や夕日のようなオレンジ色をしているはずだ。



