有料プランと手数料で稼ぐMuse、2030年に年間約4.5兆円の収益をもたらす可能性
Museは日常的な用途向けに無料プランを用意する一方で、ヘビーユーザー向けには2つの有料プランを提供している。継続的なバックグラウンド処理や自動化のために利用枠の拡大が必要なユーザー向けには月額20ドル、エージェントを常時稼働させるユーザー向けには月額100ドルを用意した。またメタは、Museがユーザーの代わりに商品の購入や予約、金融取引を行った際の成果報酬を徴収することでも収益化を図る計画だ。
さらに、Zoom、Intuit、SlackなどのビジネスツールとMuseを連携させる企業から、アクション単位で手数料を徴収する企業向けエコシステムの構築も見込んでいる。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、Museは2030年までにメタへ285億ドル(約4兆5600億円)の収益をもたらす可能性があるという。
Muse人気は好奇心頼みか、Alexaと同じ道をたどる懸念も
一方で、この初期の人気が持続するかどうかについては懐疑的な声も上がっている。Inc. Magazineのテクノロジーコラムニストであるジェイソン・アーテンは、急激なダウンロードは単なる好奇心によるものであり、使いにくさを感じ始めれば消費者の熱狂は冷めると指摘した。
データプラットフォームのBusiness of Appsも、MuseがアマゾンのAlexaと同じ道をたどる可能性があるとみている。大手IT企業はAIがショッピングなどの商取引に活用されることを期待しているが、消費者は結局のところ、収益化につながらない単純な機能しか使わなくなる傾向があるためだ。
また、Seeking Alphaのアナリストは、初期の盛り上がりはメタが数十億人の既存SNSユーザーにリンクを大量送信した結果であり、有料会員や継続的なアクティブユーザーには結びつかない可能性があると分析している。


