先週、米資産運用大手BlackRockの研究者らは、AIの「驚異的な」成長が続くなかで「機械が経済活動においてより大きな役割を果たすようになるにつれ、AIと暗号資産の融合がますます進む」との見解を示した。これは、暗号資産にとって新たな巨大市場となる可能性がある。
アナリストらは「人工知能の驚異的な成長は、この時代を定義するテクノロジーのテーマだ。一方、デジタル資産の台頭は、金融インフラにとって特に重要な意味を持つ、並行するテクノロジーテーマである」と記している。
一方、米暗号資産取引大手コインベースCoinbaseは、ユーザーが「Coinbase for Agents」を通じて株式を取引できるようになったと発表した。
「暗号資産。デリバティブ。そして今度は6000超の株式」と同社のXアカウントは投稿し、「オープン決済プロトコル『x402』を通じて、エージェントがUSDC残高からAPIやデータ利用料を即時決済できる。サブスクリプションは不要だ」と付け加えた。
x402は、AIエージェントがUSDCなどのステーブルコインを使い、自律的にアカウント不要のマイクロトランザクションを実行できる、オープンでインターネットネイティブな決済プロトコルである。
CoinbaseのAIプロダクトリードを務めるリンカーン・マーは、「以下のような潜在的な好循環(フライホイール)が見える。1. エージェントが取引を望む、2. エージェントが有料の取引データを購入する、3. エージェントがより情報に基づいた的確な取引を行う、4. エージェントがさらに稼ぐためにより多くのデータを購入する」と投稿し、このコメントは最高経営責任者(CEO)のブライアン・アームストロングによって共有された。
今年初め、アームストロングはこのAIと暗号資産の融合を「AiFi(エージェンティック・ファイナンス)」と名づけた。
アームストロングは7月に「AIがメガトレンドであるからといって、暗号資産の価値が損なわれるわけではない。むしろ、暗号資産の重要性をさらに高めるものだ」とXに投稿している。


