クルーズ需要はパンデミック後の回復期を経て持続的に増加している。カーニバルの一部の客室には定員である3人以上が宿泊しており、同社の稼働率は継続的に100%を上回る。第3四半期の稼働率は111.8%に達し、前年同期からわずかに上昇した。同社によると、予約数の伸びは船隊拡張のペースをはるかに凌駕しているという。
年内の予約枠は実質的に完売し、すでに通期定員の93%以上が予約済みとなっている。さらに予約のタイミングも以前より大幅に早まった。顧客は現在、10〜14カ月先の旅程を確定させており、直前(30〜60日前)の予約が空室を埋める大きな役割を果たしていたパンデミック前の傾向から明確な変化を見せている。
現在、同社は29隻の客船を運航中だ。その中で最大の「カーニバル・ジュビリー」は2023年に就航し、最大6600人の乗客を収容できる。同社は現在も新造船の建造を積極的に進めており、2027年から2033年の間に新たに5隻が加わる予定だ。
クルーズ予約サイトのCruiseBooking.comによると、カーニバルは価格の手ごろさを重視する家族連れや、短期の小旅行、クルーズ初心者に適したブランドとされている。同社は5日間のクルーズで業界最安値水準の価格を打ち出しており、マイアミやポートカナベラル、ガルベストン発のツアーでは、条件の劣る内側の客室であれば1人あたり400ドルから利用できる。ドリンクパッケージ「CHEERS!」(事前予約価格で1日あたり69.95ドル+サービス料18%)や、特別ダイニング(1店舗あたり20〜45ドル)、Wi-Fi(1日あたり16〜22ドル)などの追加オプションも同社にとって大きな収益源だ。
推定資産額117億ドル(約1兆8700億円)のミッキー・アリソン会長とその家族は、現在、世界で290番目の富豪に位置している。NBAのマイアミ・ヒートのオーナーでもあるアリソンの資産は、29日の株価急騰によって約2億5500万ドル(約408億円)増加した。


