これは、解決策が必ずしも報酬の増額である必要はないことを示唆している。単に、自分の仕事が保存され、あるいは活用されていることを実感させるだけでも効果があるのだ。
研究チームは、この研究の限界についても明確にしている。実験は短時間で研究室内で行われたものであり、「意味」の定義も「成果物を箱に入れる」という狭い範囲にとどまっている。
わずかな「意味」の兆候だけでは、過酷なタスクや不当なタスクを価値あるものと感じさせるには不十分かもしれない。また、仕事が困難なときほど重要となる、より深い本質的な意義の代わりにはならない。さらに、この効果が異なる文化圏でも同様に見られるのか、あるいは他人が作った仕事に対しても同じように感じるのかは、まだ明らかになっていない。
なぜ「価値のある仕事」が必要不可欠なのか
最も特筆すべきは、この傾向がどれほど早い時期から現れるかという点だ。わずか4歳の子どもは、キャリアやレガシーとは無縁であるにもかかわらず、自分のハートが保存されるゲームを好んだ。Yangは「意味」を「空気」に例えている。普段は滅多に意識しないが、失われてしまうと、他のもので代用することは極めて困難だ。
これはモチベーションに対する考え方を変えるものだ。「自分の努力が成果に結びついてほしい」という願いは、他の欲求が満たされた後に初めて芽生えるものではないようだ。それは幼児期から人間の働き方に組み込まれている本質的な部分なのだ。したがって、誰かがやる気を見せないときは、まず「その人が、自分の仕事が残ると信じられる理由があるか」を自問してみるのがよいかもしれない。
自分自身の「怠惰」が、実は目の前にある仕事そのものに起因しているのではないかと思ったことはないだろうか。科学的に裏付けられた「Procrastination Habits Test(先延ばし習慣テスト)」で、あなたの先延ばしの本当の原因を突き止めてみよう。


