筆者は先日、1Xで製品とデザイン部門を率いるダー・スリーパーと話をした。彼は、これまでに自宅で最先端のヒューマノイドと暮らしてきた、世界でも数少ない人物の一人だ。筆者は彼に、自宅で実際に動作するヒューマノイドに慣れるまでどれくらい時間がかかるのか、また、来客が初めてそれを見たときどのような感想を抱くのか尋ねてみた。
「信じられないかもしれないが、ヒューマノイドの存在を当たり前として受け入れるまでにかかる時間はせいぜい数分程度だ」とスリーパーは語った。「人間がどれほどの順応力を備えているかについて、人々は十分に評価していないと思う。我々の順応力は極めて高い」
興味深いのは、スリーパーが、ヒューマノイドに慣れるまでに最も長くかかったのは、彼の友人たちのガールフレンドたちだった、と付け加えたことだ。これは、調査結果とも相関性がある。男性は女性よりも、ヒューマノイドに対してはるかに好意的だ。男性では肯定的な回答は43%であるのに対し、女性は24%だった。また、男性の平均購入意向は、100点満点中45点であり、女性の29点を大きく上回っている。さらに、否定的な回答をする割合も、女性は男性より5割ほど高い(47%対31%)。
なぜそうなのかはおそらく、今後の研究が必要な、重要な課題となるだろう。
しかし人々は、ロボットに単調で危険な仕事を任せたいと、かなり明確に考えている。危険な仕事が第一に挙げられており、いつの日か、雨どいや屋根の掃除をしてくれるヒューマノイドが手に入るのではないかと期待してしまうほどだ。さらに人々は、ロボットがエンターテインメントにも役立つと語っていたが、それはおそらく、中国発のロボットダンス動画がネット上で話題になったことが影響しているのだろう。
高齢者介護もまた、リストの上位に挙げられている。身内に高齢者がいる人や、自分自身が高齢になった時に、介護施設に入るのではなく住み慣れた家で老後を過ごしたいと願う人にとって、これは重要な問題だ。
興味深いことに、米国人より英国人の方が、ヒューマノイドに対していくらか親しみを感じている。英国人の回答者の39%が肯定的であるのに対し、米国人におけるその割合は28%だ。また、年齢によっても違う。18歳から34歳までの層では、43%が肯定的な見方をしており、購入意向の平均値は42となっている。しかし55歳以上の層では、肯定的な見方をしているのはわずか19%で、「非常に肯定的」と答えたのは3%にとどまり、購入意向は24まで低下している。
ただし、好き嫌いは別として、人々は概して、自分の意思とは関係なく未来が到来しつつあると考えている。回答者の中央値に属する層は、「10年以内にヒューマノイドが日常生活で一般的な光景になる」と予想しており、42%は「5年以内」と答えている。
50年以上かかると考える回答者は、わずか4%にとどまっている。


