宇宙

2026.09.29 17:00

「土星の環」が最も美しく見え、カシオペヤ座が秋を彩る 今週の夜空

ハッブル宇宙望遠鏡が2025年8月29日に撮影した土星(NASA, ESA, STScI, Agustin Sánchez-Lavega (UPV), Amy Simon (NASA-GSFC), Michael Wong (UC Berkeley); Image Processing: Alyssa Pagan)

星空が「秋本番」に

夏から秋へと、夜空の模様替えが目に見えてはっきりとしてきた。日の入り後の天頂付近にはいまだ「夏の大三角」が見えているが、東の空では夜ごと「ペガススの大四辺形(秋の四辺形)」が高度を上げ、その後を追ってアンドロメダ座、うお座、カシオペヤ座が昇ってくる。

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天の川も季節の移ろいとともに姿を変えている。星雲や星団がひしめきあって夏の夜を彩っていた明るい銀河の中心部は南西の地平に沈みつつあり、頭上にはより淡い天の川がカシオペヤ座やペルセウス座を横切って流れている。

カシオペヤ座と秋の天の川。画面上部にアンドロメダ座、右上にペルセウス座、左下隅にはくちょう座が写っている。カナダ・アルバータ州のジャスパー国立公園にて撮影(Alan Dyer/VW Pics/UIG via Getty Images)
カシオペヤ座と秋の天の川。画面上部にアンドロメダ銀河、右上にペルセウス座、左下隅にはくちょう座が写っている。カナダ・アルバータ州のジャスパー国立公園にて撮影(Alan Dyer/VW Pics/UIG via Getty Images)

暖かい服装に身を包み、リクライニングチェアを屋外に持ち出して、30分ほど空を見上げてみてほしい。秋の夜空がいかに見どころに満ちているのか、きっと驚くことだろう。

今週の星座:カシオペヤ座

日が落ちて空が暗くなると北東の高い位置に姿を現すカシオペヤ座は、特徴的な「W」の字の形をしているため一目で見分けられる。ギリシャ神話には虚栄心の強い王妃として名を遺すが、今日では夜空で屈指のわかりやすい道しるべとしてよく知られている。

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カシオペヤ座の形と、星座を構成する主な星の名前(stock.adobe.com)
カシオペヤ座の形と、星座を構成する主な星の名前(stock.adobe.com)

5つの明るい星の連なりが示す先をたどっていくと、天の川でも特に星が密集した領域へと導かれる。そこには星団がぎっしりとひしめき合い、双眼鏡でちょっと覗くだけでも十分に楽しめる。

秋が深まるにつれ、カシオペヤ座はますます空高く昇り、季節を象徴する星座となる。今からその形に親しんでおこう。

今週の星空観察のヒント:一般公開されている望遠鏡を探そう

土星を観察するなら、天体望遠鏡を通して見るのがいちばんだ。たとえ小さな望遠鏡でも、それは見事な姿を見せてくれる。だが、慌てて購入しなくても大丈夫。まずは地元の天文サークルや天文台、科学博物館などが、土星の衝に合わせて一般向けの観測会を開催していないかを確認してみよう。

国立天文台三鷹キャンパスの50センチ公開望遠鏡(国立天文台)
国立天文台三鷹キャンパスの50センチ公開望遠鏡(国立天文台)

初めて土星の環を目にする瞬間は、ほとんどの天体愛好家が一生忘れられない稀有な体験のひとつだ。あなたの人生が一変するかもしれない!

(forbes.com原文)

翻訳・編集=荻原藤緒

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