約9割が近所の人を葬儀に呼ばない
地域コミュニティとのつながりがある人に親や親族の葬儀があった場合、近所の人などを呼ぼうと思うかを尋ねたところ「呼ぼうと思わない」という回答が約9割を占めた。地域とのつながりがある人に限っても、ほとんどの人が親や親族の葬儀に近所の人を呼ぼうと思っていないということになる。

呼ぼうと思わない理由として最も多かったのは「家族や身内だけで静かに見送りたいから」だった。そのあと「地域の人とは葬儀に呼ぶほど深い関係性ではないから」が続き、「地域の人に金銭的・時間的な負担をかけたくないから」も一定数あった。

反対に近所の人を呼ぼうと思う人に理由を尋ねたところ「故人が地域の人と親しかったため、見送ってもらいたいから」と「地域の風習や慣習として呼ぶのが当たり前になっているから」がともに38.6%だった。また「これまで地域の人の葬儀に参列してきたため、義理を果たす必要があるから」という回答も一定数存在した。

理想の葬儀は「家族葬」が6割以上
地域コミュニティとのつながりがある人に、自身や親族の葬儀を行う場合、どのような形式が理想的だと思うかを尋ねたところ「家族葬」が62.7%で最多。続いて「直葬・火葬式」「一日葬」となり、地域の人なども広く呼ぶ「一般葬」は1割未満だった。

かつては地域全体で故人を見送ることが当たり前だった葬儀も、今では家族や身内だけで静かに見送る形へと人々の意識が変わりつつある。地域とのつながりを保ちながらも、葬儀は身近な人たちだけで行いたいという意向が今回の調査から見えてきた。


