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2026.09.25 12:00

Grok 4.7は「価格で勝負」、スペースXAIがデータセンター収益化を狙う

Koshiro K - stock.adobe.com

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米国時間2026年9月21日、スペースX傘下でAI開発を担うスペースXAIはAIモデル「Grok 4.7」を公開した。標準料金は2026年8月以降と同じで、入力100万トークン当たり2ドル(約316円)、出力100万トークン当たり6ドル(約948円)だ。トークンはAI企業が利用料金の計算に使う単位である。アンソロピックのClaude Fable 5.1とOpenAIのGPT-6 Astraも、標準のトークン料金は同じだ。両モデルとも入力100万トークン当たり10ドル(約1579円)、出力100万トークン当たり50ドル(約7896円)だ。

第三者によるベンチマーク(性能評価試験)では、Grok 4.7はClaude Fable 5.1とGPT-6 Astraの両方を下回った。スペースX最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスクも公開7日前の9月14日、Grok 4.7が両モデルより性能面で劣るとの見方を示していた。9月21日に出た報道の多くは、スペースXAIがAIモデル開発競争で後れを取ったと受け止めた。

ただし、スペースXAIの狙いは最高性能のモデルを売ることではない。自社製品で標準モデルに据えられる低価格モデルを広く使わせ、スペースXグループが保有するデータセンターの計算資源を稼働させ続けることにある。

Grok 4.7の性能をXで尋ねられたマスクは、9月14日の投稿で次のように答えた。

「Grok 4.7はOpus 5.1ではなく、5.0とほぼ同等になるはずだ。優れている点もあれば劣る点もある。マルチモーダル性能を改善する必要がある。Grok 4.8では目に見える改善がある。Grok 4.9はおそらくAstraやFableと同水準になる。Grok 5はあらゆるモデルを上回るかもしれない」。

引用中の「マルチモーダル性能」とは、テキストや画像など異なる形式の情報を扱う能力を指す。マスクが挙げたOpusは、アンソロピックで2番目に高性能なモデルだ。マスク自身が公開7日前に、自社製品は競合より1世代遅れていると公の場で評価したことになる。マスクが公開前から性能差を公言できたのは、ベンチマークの点数自体が販売戦略の中心ではないからだ。

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