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2026.10.01 17:00

適量のコーヒーや紅茶は「認知症」にメリット? 科学が示すその根拠

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これは、1つの材料だけが異なる2つの似たレシピを比較するようなものだ。1つだけがうまく仕上がったなら、まず注目すべきなのは別のレシピに入っていなかった材料だ。ただ、この比較も完璧ではない。デカフェを選ぶ人にはそれ以外の点でも異なる可能性がある。たとえば、健康上の懸念からデカフェへ切り替える人もいる。

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2つの「日常の習慣」の共通点と、研究では示されないこと

おそらく共通点は、長年にわたり適量のカフェインを摂取し続けてきたことだろう。また、追跡調査が始まった時点での参加者の平均年齢は、女性が約46歳、男性が約54歳だったため、研究対象となった習慣は主に中年期の慣習だった。これは症状が現れるずっと前の中年期が、長期的な脳の健康にとって重要な時期であるかもしれないという考えとも一致する。

それでも研究者たちは慎重であり、私たちも同じように慎重に受け止めるべきだ。この種の研究によって、2つのことが相関関係にあることは示せても、一方がもう一方を引き起こしていると証明することはできない。コーヒーを飲む人と飲まない人の間には、アンケートでは捉えられないような違いがある可能性もある。

この関連性は、部分的に逆方向に働いている可能性もある。記憶力の低下がごく初期にあり、それに気づいていない人は、その段階でコーヒーを飲む習慣から遠ざかるかもしれない。そうなると、コーヒーを飲まない人たちの記憶力が悪く見える理由は、コーヒーだけでは説明できないことになる。また、思考力のテストで見られた差も小さく、思考能力を総合的に測る1つの指標については、統計的有意性の水準にわずかに届かなかった。

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この研究結果に重みを与えているのは、研究規模の大きさ、数十年にわたって繰り返し行われた追跡調査、そしてデカフェとの際立った対比といえる。

実用的な結論としては、控えめでありながら安心できるものだ。すでにコーヒーや紅茶を楽しんでいて、カフェインへの耐性もある人なら、その習慣を「健康に悪い習慣」と捉える理由はほとんどない。データが示しているのは、「適量」が重要だということだ。睡眠や不安、健康上の理由でカフェインを避けた方がいい人にとっては、今回の研究結果によってその状況が変わるわけではない。

(forbes.com 原文)

翻訳=溝口慈子

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