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2026.10.01 17:00

適量のコーヒーや紅茶は「認知症」にメリット? 科学が示すその根拠

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この傾向は、自身の認知機能についてどう感じているかという点にも表れていた。コーヒーを多く飲む人は、自分の記憶力や思考力が衰えてきたという感覚、つまり研究者らが主観的な認知機能の低下と呼ぶものを報告する割合がわずかに低かった。その割合はコーヒー摂取量が多い人で7.8%、少ない人で9.5%だった。また、電話で実施された認知機能テストでも、コーヒーの摂取量が多い人のスコアはわずかに高かった。

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日常の習慣2:1日に1〜2杯の紅茶を飲む

紅茶でも同様のパターンが見られた。紅茶の摂取が最も多い人では認知症のリスクが約14%低く、思考力や記憶力の測定結果もわずかに良好だった。

さらに興味深いのは、その量に関する結果だ。多ければ多いほど良いというわけではなかったのだ。関連が最も強く見られたのは適度に摂取した場合だった。カフェインを含むコーヒーなら1日約2〜3杯、紅茶なら1日1〜2杯。これはカフェイン量にすると約300ミリグラムだ。それ以上飲んでも追加のメリットは見られなかった。

これは、午後4時にその日4杯目のエスプレッソを飲んだという特定の行為ではなく、朝のコーヒーや午後の紅茶といった日常的な習慣を指している。つまり参加者は、数十年にわたって自身の習慣を報告していることから、この結果は特定の日に何を飲んだかではなく、長期的な習慣の傾向を反映している。

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「カフェインなし」より優れている?

この研究が最も示唆しているのは、関連性が見られなかった部分においてだ。コーヒーと脳の健康についてのこれまでの研究の多くは、通常のコーヒーとデカフェ(カフェインレス)を区別していなかった。そのため、何が違いを生んでいるのか、あるいはそもそも違いがあるのか​​を判断することが困難だった。

ただし、今回の研究ではこれらを個別に調査した結果、デカフェを飲む人では認知症リスクの低下やスコアの向上は見られなかった。このため、デカフェは有用な比較対象になる。コーヒーを飲むという習慣や社交の場、そして同じ植物由来成分の多くなど、通常のコーヒーが持つ要素の大部分はデカフェにも残っているが、カフェインは含まれていない。カフェインを取り除いたときに関連性が消えるのであれば、カフェインが最も有力な説明になる。

次ページ > 2つの「日常の習慣」の共通点と、研究では示されないこと

翻訳=溝口慈子

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