北米

2026.09.23 10:00

カナダ州政府がOpenAIとサム・アルトマンを提訴、8人死亡の学校銃乱射犯のChatGPT利用めぐり

米AI企業OpenAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)。2026年9月2日、米ノースカロライナ州チャペルヒルで開催された20カ国・地域(G20)イノベーション担当相会議にて(Sean Rayford/Getty Images)

「カナダ史上最悪」の銃乱射事件、わかっていること

事件は2026年2月、カナダの小さな町タンブラーリッジで発生した。容疑者とされる元生徒ジェシー・バン・ルーツラー(18)は、自宅で母親と片親の違う弟を殺害した後、タンブラーリッジ中等学校で銃を乱射し、6人を殺害、少なくとも25人を負傷させた。

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学校で犠牲となった6人は、12~13歳の生徒5人と補助教員1人だった。容疑者も自ら命を絶ったとみられる遺体で発見された。この事件は、カナダ史上最も犠牲者の多い学校銃乱射事件とされている。

OpenAIの事件後の声明は?

アルトマンは今年4月、タンブラーリッジの地元紙『タンブラー・リッジライン』に書簡を寄せ、地域社会に謝罪した。書簡には「皆さんの地域社会が耐えてきた苦しみは、想像を絶するものだ。ここ数カ月間、私は頻繁に皆さんのことを考えていた」と記されている。

アルトマンの書簡は、タンブラーリッジの町長とブリティッシュコロンビア州のデービッド・イービー州首相と話して「タンブラーリッジに暮らす人々が抱いている怒り、悲しみ、懸念」を伝えられたと説明。「地域社会全体に心から哀悼の意を表したい。このような悲劇に耐えるべき人など誰ひとりいない。この世で子どもを失うことよりも悪いことは想像できない」としたうえで、「6月に凍結されたアカウントについて、法執行機関に通報しなかったことを大変申し訳なく思っている」と述べている。

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被害者遺族もOpenAIを提訴

州当局による提訴に先立ち、被害者の遺族が4月にOpenAIとアルトマンを米連邦裁判所に提訴している

遺族側の訴状は、ChatGPTが「銃乱射事件に関与しており、OpenAIには事件を防ぐことができたし、防ぐべきだった」と主張。遺族の代理人を務める弁護士は、アルトマンの声明を「空虚な企業の謝罪」と一蹴した。この訴状では、過失、製造物責任、不法致死、銃乱射事件の幇助・教唆など、複数の訴因が主張されている。

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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