秋の星座が夜空の主役に
今週は季節の移ろいが感じられるだろう。暗くなった頭上には依然「夏の大三角」が君臨しているが、東の空には「ペガススの大四辺形(秋の四辺形)」が昇り始め、夜空の主役は秋の星々に交代しつつある。

秋の星空観察を先延ばしにしていたなら、今こそ好機だ。夜の気温は過ごしやすく、夜空の暗さは十分なので、星を眺めるにはおそらく今年最高の条件が整っている。まず手始めに、うお座を探してみよう。
今週の星座:うお座
うお座は目を引くような星座ではないが、そこが魅力のひとつでもある。ちょうど今週末、東の空に昇る満月と土星、衝を迎える海王星が位置している星座だ。淡い星々は、長い天の紐で尾をつながれた2匹の魚を象っており、暗い空の下でなら双眼鏡で観察できる。

うお座を探すには、まずペガススの大四辺形を見つけるとよい。うお座はそのすぐ下に位置しており、秋の夜空ではこの2つの星座が自然な組み合わせとなっている。
今週の夜空の見どころ:ハーベストムーンの月の出
月の出の時刻は平均して毎晩約50分ずつ遅くなるが、秋分の日前後は地球の自転軸(地軸)に対する月の軌道(白道)の傾斜角が小さいため、遅れが通常よりぐっと短くなる。これがハーベストムーンの見どころだ。満月の前後、数夜連続で月は日が暮れるのとほぼ同時に昇ってきて煌々と輝く。
満月が最もドラマチックに映えるのは、東の地平線から顔を出した瞬間だ。建物や木々、遠くの山や丘がスケール感を演出してくれる。東の方角が見通せる場所を見つけ、夕暮れの中で月が姿を現すのを待ち構えよう。頭上高く浮かぶ満月を眺めるよりも、月の出のほうがはるかに印象に残る理由がすぐにわかるはずだ。



