このようにして、繰り返し利用可能なワークフローを構築し、実際に人を雇うことなく「ビジネスデベロップメント(事業開発)マネージャー」を配下に置くことができる。
仕組みが理解できたら、自分自身で試してみたり、他のユースケースで「ChatGPTスキル」を検証したりしてみよう。たとえば、LinkedInのつながりから機会を探すこともできる。LinkedInプロフィールの「設定とデータ」セクションからネットワーク内の連絡先リストをCSV形式でダウンロードし、そのファイルをChatGPTにアップロードした上で、自分のビジネスやキャリア目標に関連する新しい機会を得るためにアプローチすべき最適な連絡先を推薦するよう依頼すればよい。
体験をパーソナライズし、ChatGPTを自分専用にカスタマイズしていくプロセスは、非常に楽しいものになるはずだ。
AI導入のさまざまな段階について議論した際、あるOpenAIの従業員は筆者に次のように語った。「AIがあなたに代わって行動を起こし、実際に実務を処理してくれる段階があります」。これこそが、プロフェッショナルによるAI活用のより高度なレベルだ。
多くのビジネスパーソンは、いまだにChatGPTを「賢いアドバイザー」として利用し、質問をしてアイデアを出してもらうだけで1日を終えてしまう段階にとどまっている。
もちろん、それらも有益な第一歩ではあるが、ビジネスにおいて最も強力でキャリアを決定づける成果は、AIに深い文脈と明確な指示を与え、自分に代わって継続的に実行する役割(タスク)を課すことによってもたらされる。これこそが、不労所得を生み出すためのスマートなAI活用法なのだ。
実務そのものは不労ではないかもしれないが、機会の創出やアウトリーチ(アプローチ)を自力で探す必要がなくなるため、そのプロセスは劇的に容易になる。


