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カルチャー

2026.10.22 12:30

「ひとり勝ち」では続かない 登録者280万人ドズル社がゲーム実況文化を次の世代へ

ドズル|ドズル代表取締役/ゲーム実況者

ドズル|ドズル代表取締役/ゲーム実況者

Forbes JAPAN 2026年11月号は、文化の力で世界を駆ける「カルチャープレナー」たちを特集。文化やクリエイティブ領域の活動によって新ビジネスを展開し、豊かな世界を実現しようと試みる文化起業家を30人選出する企画で、今回で4回目となる。今年注目したのは、優れた作品や商品を生み出すだけでなく、流通や人材育成、地域との関係まで含め、文化が続いていくための基盤をつくろうとする実践だ。アニメやゲーム、工芸、食、地域開発など領域を越えて、文化を次の創造へと循環させる挑戦を紹介する。

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登録者280万人超、100人以上の制作体制を築き、成長を続けるドズル社。その強さを自社だけに閉じず、ゲーム実況を次代へつなぐ仕組みづくりに乗り出した。


「YouTubeへの動画投稿を始めたときから、ライバルも含めたゲーム実況コミュニティの盛り上がりを意識してきました」

チャンネル登録者数280万人以上、総視聴回数74億回以上を誇る5人組ゲーム実況グループ「ドズル社」。そのリーダーであり、運営会社の社長でもあるドズルは、こう語る。

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ドズル社は、YouTubeでのゲーム実況を軸に、関連グッズの制作・販売、ライセンス、イベントなどへ事業を展開。今年5月にはクリエイター事務所「WONDER DIVE」を新設し、新たなゲーム実況グループ2組が所属した。

主戦場はブロックでさまざまな建造物や世界を創造できるサンドボックスゲーム「Minecraft」だ。企画に合わせて独自にプログラミングを行い、ゲーム内にオリジナルの世界やシステムをつくり込む。

Minecraftを「デジタル上のスタジオ」ととらえ、後発ながら、当時日本ではまだ少なかったオリジナル企画の開発で差別化した。長尺動画1本とショート動画複数本を毎日投稿し、視聴者の日常に溶け込むコンテンツを目指す。その積み重ねがファンの愛着を育て、グッズ購入やイベント参加にもつながった。動画制作に携わるスタッフは100人以上。一本の企画に4カ月、長いものでは1年を要することもあるが、YouTubeの広告収益は制作コストを上回る。ファンは10代から60代までと幅広い。

「ゲーム実況は若者向けのコンテンツが多いなか、ドズル社は世代を超えて楽しんでいただけていることが強み。大人が自分の子どもにも触れさせたいと思えるコンテンツをつくりたい」

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文=三ツ井 香菜 写真=若原瑞昌 撮影協力=異世界工房ドズル社ワークス(GiGO) ヘアメイク=YASUHIRO MIKAMI

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