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2026.09.26 18:00

10月からの目標再設定、2026年を最高の形で締めくくる「秋の習慣」 心理学者が解説

Annamorphosis - stock.adobe.com

鍵を握るのは代わりの目標

「目標の見直しが意味を持つのは、その目標自体に価値がある場合だけだ。自己決定理論では、大切な人との親密さのような「内発的な目的」と、社会的評価や地位などの「外発的な目的」を区別している。前者はより高いウェルビーイングを確実に予測する。学術誌『Journal of Personality and Social Psychology』に2023年に掲載された、約7万人を対象としたメタ分析では、後者が前者よりも優先され始めたときに、真の代償が現れることが明らかにされている。

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ハーフマラソンはどちらのタイプの目標にもなり得るため、この点を考えるうえで格好の例だ。難しいことをやり遂げたという達成感を得ることが目的であれば、距離が短い11月のレースでもその感覚を味わえる。ゴールラインで写真を撮ることが目的であれば、友人との散歩を選ぶことは妥協や後退ではない。

一年の最後の期間に努力する価値がある理由はもう1つある。学術誌『Organizational Behavior and Human Decision Processes』に2022年に掲載されたメタ分析によると、人が後になってある経験を評価するとき、最も強烈だった瞬間と、最後の瞬間が大きな影響を及ぼす。その一方で、その経験がどれほど長く続いたかはほとんど影響しないとされる。つまり、2026年の最後の数週間は短いにも関わらず、2026年についてのあなたの記憶に大きな影響を及ぼし得るのだ。

目標を手放すのが正しいのは、それが本当に手の届かないものになったときだけだ。10月は日が短くなるためにやる気が削がれ、ほとんど全てのことが実際よりも達成困難に見えてしまう。その結果、「難しい」ことと「不可能」なことの区別がつかなくなることもある。目標調整に関する研究もその限界について率直に認めている。というのも、こうした研究の多くは、人々が目標を手放す過程を追跡するのではなく、人々の報告内容を追跡しているに過ぎないからだ。

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こうしたことから、感情に任せてではなく、現実的な判断を下すべきだ。残された週数と、今実際に送っている生活を考えたとき、実現可能な目標の「縮小版」はないだろうか。6週間後の10キロレースが達成可能であれば、その目標は残して日程を決める。ハーフマラソンが無理であれば手放す。手放す場合は中途半端にではなく、きちんと手放す必要があるだろう。

(forbes.com 原文)

翻訳=溝口慈子

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