審査会では、「ガストロノミー “ジョエル・ロブション”」の関谷シェフ、ピエール・エルメ氏、さらにリエーブル・ア・ラ・ロワイヤルコンクールの発起人のトマ・ブローシェフなどが集まり、ヨーロッパ各地やモロッコ、カナダなどの参加者がつくったパイに向き合った。
主催者のナスティシェフは、この前後に数週間にわたってジビエフェスティバルを開催。このイベントは今年も行われる予定で、日本からも東京「モノリス」の石井剛シェフが参加を表明しているなど、着実な広がりを見せている。

緻密な技術を持つ日本人は、これまでにリヨンの「パテ・アン・クルート世界選手権大会」でも数多くの優勝者を出すなど、フランス料理の伝統の担い手としての存在感を増している。フランスの地方の活性化に、日本人シェフの技が刺激を与えるだけでなく、テーマとなった料理が日本でより親しまれるようになるだろう。コンテストは、文化交流と発信のプラットフォームとしても、これからますます広がっていきそうだ。


