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2026.06.23 18:00

アップル「iPhone」の値上げは、グーグルPixelとサムスンGalaxyの戦略を一変させるか

rosinka79 - stock.adobe.com

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iPhoneやiPadの価格が上がる。アップルのCEOであるティム・クックがそう見解を示した。値上げの時期、値上げ対象となる具体的な製品名も、値上げ幅も明らかにされていないが、この発言のタイミングには意味がある。サムスンやグーグルといった競合にとって重要になりうるからだ。今何が起きているのか、整理しよう。

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なぜティム・クックは今、iPhoneの値上げを自ら示唆したのか

今このタイミングで価格改定を匂わせることで、年内に就任する後継CEOへの負担を軽くできる。

まず重要なのは、iPhoneの値上げについて、現時点でティム・クックが自ら方針を示したという点だ。次期CEOのジョン・ターナスに委ね、ターナス体制下の出来事とすることもできたが、そうしなかった。

ブルームバーグのアナリスト、マーク・ガーマンは、値上げがかなり近いうちに実施されるとの見方を示している。「アップルの値上げについては、かなり差し迫っていると考えざるを得ない。今このタイミングで言及する理由は他にない。さらに言えば、米国ではアップルの新学期(Back to School)セールも迫っており、両者を結びつけて緩衝材とするのは理にかなう。いずれにしても、これは近いうちに起きる。秋の話ではない」。ガーマンは米国時間6月18日、Xにそう投稿した。

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ガーマンは業界に精通している人物だ。それでも私は、クックがこの件を先んじて触れたのは、後任に押し付けるのではなく自ら引き受けるためで、実際の値上げはもう少し後になる可能性もあると見ている。その理由を説明しよう。

私はティム・クックに十数回インタビューしてきたが、いつも誠実で寛大な人物という印象が残る。9月の基調講演(キーノート)の前に後継者へバトンを渡し、次の新製品ラインアップに対する称賛を後任に与えるのも不思議ではない。多くのCEOはそんなことをしない。値上げの表明についても同様で、価格改定はターナスではなく、クックの「レガシー(功績・遺産)」の一部となる。

アップルの価格戦略によって、サムスンとグーグルも値上げしやすくなる

これはアップルの競合にとって何を意味するのか?

1つの見方として、サムスンやグーグルなども価格を引き上げやすくなる。実際、サムスンは一部の国で、「Galaxy S26」の一部モデルを投入する際、すでに値上げに踏み切っている。

しかし、さらなる値上げが起きる可能性は高い。その意味で、競合ブランドは、アップルの表明によって得た「自由」に感謝することになるだろう。

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