スポーツ

2026.06.18 07:30

純資産約1760億円、リオネル・メッシはいかにして億万長者になったのか

Photo by Tom Weller/picture alliance via Getty Images

Photo by Tom Weller/picture alliance via Getty Images

米国時間2026年6月16日、カンザスシティ・スタジアムで開催されたFIFAワールドカップ2026のグループJ初戦。アルゼンチン代表のリオネル・メッシが、ワールドカップでは自身初となるハットトリックを記録し、アルゼンチンはアルジェリアを3-0で下した。

advertisement

3得点目はメッシのワールドカップ通算16ゴール目で、ドイツ代表のミロスラフ・クローゼが2002年から2014年までの4大会で積み上げた、男子ワールドカップ歴代最多得点記録に並んだ。この試合はメッシの国際試合通算200キャップ目であり、6大会連続のワールドカップ出場でもあった。さらに、ワールドカップで3得点を挙げた史上最年長選手という記録も打ち立てた。6月24日には39歳の誕生日を迎える。

純資産約1760億円、現役4人目のビリオネアに

ピッチ上での記録更新の11日前、6月5日にフォーブスは『世界のビリオネアリスト』(3428人)を更新し、メッシの純資産を11億ドル(約1760億円。1ドル=160円換算)と推定した。これは、現役選手のままビリオネア(純資産10億ドル[約1600億円]超)に到達した史上4人目のアスリートであることを示す。

先行する3人はNBAのレブロン・ジェームズ、ゴルフのタイガー・ウッズ、そしてサッカーのクリスティアーノ・ロナウドだ。ロナウドも同じ6月5日にビリオネア入りを果たしており、本大会には現役ビリオネアが2人出場することになった。アルゼンチン国籍の世界ビリオネア順位では、メッシは5位に位置する。

advertisement

サウジを断りインテル・マイアミへ、年収約224億円

11億ドル(約1760億円)の純資産は、2022年カタール大会優勝の翌年、パリ・サンジェルマンとの契約満了を迎えたメッシが選んだ進路の結果でもある。ロナウドが先に飛び込んでいたサウジアラビア・プロリーグへの移籍──年俸4億ドル(約640億円)規模との噂もあった──を退け、米国メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミを選んだ。

インテル・マイアミでの収入は、オンフィールドで推定7000万ドル(約112億円)、エンドースメントとその他事業収入で同じく7000万ドル(約112億円)、合計1億4000万ドル(約224億円)に上る。これは『世界で最も稼いだアスリート』トップ10の2026年版で3位に当たる。首位はロナウド(年収3億ドル[約480億円])、2位はメキシコのボクサー、カネロ・アルバレス(1億7000万ドル[約272億円])だ。

サウジ移籍と比べれば収入面で譲歩したが、引退後にインテル・マイアミの株式取得オプションを保有しており、純資産はキャリア通算の現金蓄積と資産価値上昇によって積み上がる構造となっている。

元イングランド代表のサッカー選手デビッド・ベッカムも、引退から13年を経て、最近10億ドル(約1600億円)の大台に到達した。ベッカムは現役晩年に米国へ渡り、インテル・マイアミの少数株主でもあり、多くの点でメッシが踏襲することになる青写真を築いた。

メッシの代理人は、コメント要請に応じなかった。

次ページ > ユースサッカーに打ち込んだ少年が、バロンドール8回の頂点へ

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事