そろそろ夏休みの計画を立てる時期。「今年はどこに行こう」と頭を巡らせている人も多いのではないだろうか。旅行比較サイト『トラベルコ』を運営する株式会社オープンドアは、サイト内の検索データをもとに2026年7~8月の夏休み期間を対象とした「海外・国内 人気旅行先ランキング」を発表。同社によると、5月の検索データでは近距離アジア圏への需要が伸長したことがわかった。
海外旅行は近距離アジアへの需要が拡大
燃油サーチャージ改定前の4月と改定後の5月を比較すると、4月は「ホノルル」や「ロサンゼルス」など中長距離路線も人気だったが、5月は「台北」が3位から2位、「釜山」が7位から6位、「香港」が12位から9位へと順位を上げた。

同社は、燃油サーチャージ改定の影響を受け、旅行費用を抑えながら海外旅行を楽しもうとするユーザーの傾向が表れた結果としている。
国内では長野県と静岡県が伸長
国内旅行先ランキングでは、前年同時期と比較して長野県の検索数が前年比126%、静岡県が前年比112%となり、いずれも前年を大きく上回った。

両県に共通する要因として、首都圏からアクセスしやすい立地に加え、軽井沢や白馬、熱海や伊豆などを中心に宿泊施設の新規開業や大規模リニューアルが相次いでいることが挙げられている。また、長野県は高地ならではの冷涼な気候を求める「避暑・山のリゾート」として、また静岡県はマリンレジャーや海鮮などを楽しめる「海のリゾート」として、それぞれ異なる需要を取り込んでいるという。同社は、猛暑が予想される2026年の夏に向けて、移動負担を抑えながら自然環境を楽しめる近距離リゾートへの関心が高まっていると分析している。
今回の検索データからは、旅行そのものを控えるというよりも、費用や移動時間とのバランスを考えながら行き先を選ぶ傾向が見て取れる。限られた予算のなかでも満足度の高い旅を実現したいという意識が、旅行先選びにも表れているのだろう。



