11月1日、今年で45回目となるニューヨーク・シティマラソンが開催された。1970年の第1回大会の参加者は127名。セントラルパーク内を繰り返し走るコースで、当時完走したのは全体の半数以下だった。今年の大会では5万人以上が世界各地から参加した。
従来、レースは地元の放送局WABCのみが放送していたが、2012年にスポーツ専門チャンネルのESPNが5年間のライブ放映権を得た。今年の大会の模様は午前9時から午後12時30分まではESPN2で、その後は午後2時までWABCで放送された。
タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)がタイトルスポンサーとなって今年で2年目。それまでは10年にわたりオランダの金融大手INGがタイトルスポンサーだった。TCSは2013年、大会を主催するニューヨーク・ロードランナーズ(NYRR)と8年間のスポンサー契約を結びタイトルスポンサーとなったほか、NYRRが開催するその他の各種イベントやプログラムでもスポンサーを務めている。ニューヨーク・シティマラソンはTCSの他に、ユナイテッド航空、アシックス、Airbnbなどが主な協賛企業となっている。
以下にニューヨーク・シティマラソンにまつわる情報を、数字でご紹介する。
2,000,000
レースの観客数は、約200万人。
$4,000,000
ニューヨーク市がニューヨーク・ロードランナーズに請求する警察官の動員費用は、約400万ドル(約4億8,000万円)。
$22,200,000
ニューヨーク・ロードランナーズの依頼によりAECOMが行った調査によると、ニューヨーク・シティマラソン効果による消費税と宿泊税の総額は、2,220万ドル(約26億8,000万円)。
$34,500,000
2014年にチャリティ枠で出場した約8,500名のランナーが調達した寄付金の総額は約3,450万ドル(約41億7,000万円)。
$35,000,000
2013年大会の開催費用は3,500万ドル(約42億3,000万円)。
$73,000,000
ニューヨーク・ロードランナーズの年商は7,300万ドル(約88億2,000万円)。
$415,000,000
2014年大会の経済効果は4億1,500万ドル(約501億2,000万円)。
4:34:45
2014年の大会参加者の平均完走タイムは、4時間34分45秒。
95
今年エントリーしたランナーの中で最年長だったのは、95歳のJonathan Mendes。USA Todayで彼のプロフィールを紹介している。
130
2014年には、130ヵ国からランナーが参加した。
$255
米国人が支払う大会への参加費は、255ドル(約3万円)。
$347
外国人が支払う大会への参加費は、347ドル(約4万円)。
$2,500
ランナーがファンドレイジングをし、特定のチャリティに寄付をすることで出場資格を確保するチャリティ枠の寄付額は、最低2,500ドル(約30万円)。
50,530
2014年大会で完走したランナーは、5万530名。
80,000
参加資格を得るため抽選に応募し、手数料11ドル(約1,300円)を支払った人の数は、8万人。80%以上が抽選に漏れたが、手数料は返金されない。
1,200+
2014年に米国内で開催されたマラソン大会は、1,200以上。
$100,000
優勝賞金は男女ともそれぞれ10万ドル(約1,200万円)。
258,100
2014年、大会が開催された週にニューヨーク市を訪れた旅行者は、約25万8,100名。
$600,000
最新の報告では、ニューヨーク・ロードランナーズの前CEO、Mary Wittenbergの年収は、約60万ドル(約7,200万円)。
$705,000
2015年大会で保障されていた賞金総額は70万5,000ドル(約8,500万円)。これには、特定の記録に達したランナーに与えられるタイムボーナスの額も含まれる。