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2026.06.02 10:00

エヌビディア、新チップ「RTX Spark」発表で株価急騰 クアルコムら競合は下落

Rokas - stock.adobe.com

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エヌビディアは、新たなチップ「RTX Spark」を発表した後、2月以来となる最高の株価上昇を記録した。RTX Sparkは、消費者向けWindowsノートPCおよびデスクトップ向けのCPUで、「パーソナルAIエージェント」を動作させられるとされ、同社にとって完全統合型のコンシューマーチップを製造する初の試みでもある。

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RTX Sparkは、エヌビディアがAIスーパーコンピューターで使用しているチップの機能を絞ったプロダクトであり、同社は、強力なローカルAIエージェントに加え、人気ゲームや、アドビのPhotoshopのような生産性ソフトも動かせると主張している。

エヌビディアは何十年にもわたり消費者向けノートPCやデスクトップ向けGPUを手がけてきた。MediaTekと共同で設計した同社独自のカスタムCPUを用いるRTX Sparkとは異なり、これまでのPCはインテルかAMDのCPUと組み合わせる必要があった。

発表は、台湾で開催された見本市COMPUTEXにおけるエヌビディアのジェンスン・フアンCEOの基調講演で行われた。フアンは、同社とマイクロソフトが協業し、PCを「再発明」していると誇示した。

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フアンはステージ上でRTX Spark搭載ノートPCを披露し、最新のジェームズ・ボンドのゲーム『007 First Light』とレースゲーム『Forza Horizon 6』を動かしてみせた。その後、同じチップを搭載したMac miniサイズのデスクトップも披露した。

同社は、これら新しいPCの具体的な発売日は明らかにしなかったが、「今秋」に入手可能になり、ASUS、デル、HP、レノボ、マイクロソフト、MSIといった複数のPCメーカーが製造すると述べた。

価格の詳細も公表されなかったが、同社幹部はウォール・ストリート・ジャーナルに対し、「市場のプレミアム価格帯になる」と語った。

米国時間6月1日の市場終了後、エヌビディア株は6.2%上昇し、同社にとって2月上旬以来最高の上昇率を記録している。

10年後のPC

「いま、スマートフォンを思い浮かべたとき、ただ1つやらないことがあるとすれば、それは電話をかけることです。ほかのことはほとんど何でもしています。つまり、そのスマートフォンは、かつての電話とはまったく異なる意味を持つものになっているのです。10年後のPC、みなさんが今日想像しているPCは……完全に異なるものになるだろうと確信しています」とフアンは基調講演で述べた。

さらに「いつか本当に、AIスーパーコンピューターが家の中に置かれる日が来ることは十分に想像できます」と付け加え、芝刈り機や食洗機など、今日人々が当たり前に使う家電になぞらえた。

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