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2026.05.20 18:00

「AI搭載スマートグラス」時代の幕開けか、Google I/Oで発表

Benjamin Fanjoy/Getty Images

メタのAIグラスと同様に、グーグルのグラスにもカメラが搭載されている。提示された2つの利用例はかなり無難なものだった。ひとつは、グラスで画像を撮影すると、Geminiがその画像について質問に答え、追加情報を提供できるというものだ。

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もうひとつでは、プレゼンターがテックカンファレンス定番の演出として聴衆の写真を撮ってみせた(ただし今回はその後、Nano Bananaで画像を編集していた)。写真は問題なく仕上がり、彼女のスマートウォッチに送信され、おそらくスマートフォンのどこかに保存された。

この機能がメタのグラスと同様の反発を招くかどうかは、時間が経たねばわからない。初代Google Glassは強い怒りを引き起こしたが、その後の年月で状況は変わり、多くの人々は外出中に自分が記録されている可能性が高いことを承知のうえで生活している。この機能を備えたAIグラスが市場に増えるにつれて、おそらく多少の動揺はあるだろうが、やがて受け入れられていくはずだ。ただし、私的な場所での撮影を禁じる法律は守られるべきであり、可能な場合には事前に同意を求めることを当たり前にすべきだ。

ひとつだけはっきりしていることがある。スマートグラス、AIグラスは新たな日常になっていくということだ。スナップ、メタ、グーグルが市場に参入し、多額の投資を行っている。中国勢であるXRealやVitureも成長しており、Mentra、Even Realities、Solos並んで台頭している。ゲーマー向けのグラスもあれば、Engoのようにアスリート向けのグラスもある。

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消費者は採用を始め、企業も間もなく戦略を練り始める必要があるだろう。スナップはすでにこの領域で先行しており、アップルからウェイン・スカリーノを引き抜き、エンタープライズ・パートナーシップ(法人向け提携)の責任者に据えた。アップルといえば、同社もこの領域で開発を進めているとの噂がある。

本日のGoogle I/Oでの発表は、確かに何年も前のあのスカイダイビングでの登場ほど派手ではなかった。だが長い目で見れば、むしろ今日の発表のほうが記憶に残り、影響力のあるものだったと思うだろう。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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