特別な贈り物や一点ものの土産を探すなら、「滔々(とうとう)」がおすすめだ。日本の手工芸品を扱う2つのギャラリーと、美観地区に7室の客室を持つ宿を運営している。子ども連れ(あるいはコレクター気質の方)なら、「如竹堂」を見逃してはならない。美観地区の中心にある文具店で、800種類以上のマスキングテープを揃えている。和紙テープ、限定版の町家柄、人気ブランドとのコラボレーションなど、10分間の無料体験コーナーでデザインを試すこともできる。
そしてデニムだ。倉敷と隣接する児島地区は、日本デニム発祥の地として知られる。セルビッジジーンズが民芸品に近い地位を獲得している国では、これは確固たる事実である。美観地区にある「倉敷デニムストリート」は、地元ブランドのブティック、藍染めの織物、さらには青い色のパンやアイスクリームまで並ぶ、デニムに特化した通りだ。本格的な体験をするなら、児島の「ベティスミス ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」まで電車で40分の旅をしてほしい。ヴィンテージの展示でデニムの世界的な進化をたどり、フィットを選び、リベットとボタンを選んで、昔ながらの方法で組み立てられた日本製ジーンズを履いて帰ることができる。ワークショップの枠は事前にオンラインで予約が必要だ。
川沿いの時間も夕方に取っておきたい。倉敷川舟流しは毎日運航しており、大人料金で700円と、日本旅行屈指の「お値打ち」体験である。木造の舟、竹竿を操る船頭、頭上にはしだれ柳、水面から立ち上がる白壁。夜になると、歴史的な建物のファサードに伝統的な紙の提灯が灯り、その揺らめく光が運河に映る。その瞬間、200年過去へ滑り込んだかのように思えるはずだ。
京都からのアクセス:新幹線で岡山まで約75分、そこからローカル線で倉敷駅まで約20分。美観地区は駅から徒歩10分。地区自体はコンパクトで、徒歩での散策が最適だ。倉敷を訪れるベストシーズンは、桜が運河を彩る早春と秋。平日は年間を通じて週末より明らかに空いている。


