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2026.05.25 08:30

U-NEXT宇野康秀が語るビリオネアへの道と売上4000億円を生んだノートの習慣

宇野康秀|U-NEXT HOLDINGS 代表取締役社長CEO

宇野康秀|U-NEXT HOLDINGS 代表取締役社長CEO

Forbes JAPAN 2026年7月号は「世界のビリオネアランキング」特集。史上初の「1兆ドル長者」に迫るイーロン・マスクをはじめとした億万長者たちの2026年版最新リストを公開する。表紙を飾るU-NEXT HOLDINGS代表取締役社長CEO・宇野康秀を成功に導いた「アイデアノート」や、孫正義、柳井正ら日本のビリオネアが実践するノート活用術を紹介。さらにウォーレン・バフェットら偉大な投資家たちの習慣など、富を築く者たちの哲学とルーティンを紐解く。

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夜、枕元に置かれたノートに手を伸ばし、パラパラとめくる。短い文章で書き連ねたアイデアはどれも及第点とは言えないが、将来起業家になることを決意した青年は冷静にその欠点を分析する──。

彼が高校3年生から始めたのは、その日に思いついたビジネスアイデアを帰宅後にノートに書き記すというシンプルなルーティンだった。大事にしたのは、「日常のささいな『不便』や『不満』を見過ごさない」こと。その理由は「どんな思いつきでも、たとえ妄想であっても、それらを解決する方策がビジネスにつながるかもしれないから」だ。

当時はそのビジネスアイデアが、売上高4000億円の企業を生むことになるなど、もちろん知る由もない。ただ、この地道な鍛錬が起業家への道につながっていることを信じて続けてきた。その青年こそ、現在、フォーブスの「ビリオネアランキング」に2024年から3年連続でランクインしているU-NEXT HOLDINGS代表取締役社長CEO・宇野康秀だ。

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父・元忠から大阪有線放送社(後のUSEN)を承継し、電柱不正使用問題の正常化や、800億円に上る負債の返済に奔走した経歴をもつ。インテリジェンス(現パーソルキャリア)、USEN、そしてU-NEXT、これまで3つの会社を上場させてきた。500万人超のユーザー数を誇る動画配信サービス「U-NEXT」の好調を背景に、同社の2026年8月期連結売上高・営業利益は10期連続の過去最高を見込む。売上高は初の4000億円台に乗せる予想だ。

宇野は冒頭の習慣をこう振り返る。「ノートを見返すうちに、名案だと思ったアイデアが数年後には役に立たなくなっていたり、逆に、いまいちだと思っていたアイデアが年月を経て、魅力的に見えたりする。アイデアを書き残すことで、時代の潮流をとらえられるようになってきたのです」。当時、一冊のノートに記されたアイデアは、どのように宇野を成功に導いたのか。

Key Word 1|大阪有線放送社
1961年、宇野元忠が大阪府で創業し、店舗向け音楽配信サービス「有線音楽放送」を開始。営業エリアを全国に拡大し、店舗向け音楽配信市場ではトップシェアに。98年に次男の宇野康秀が社長に就任し、ケーブルの不正使用問題を正常化。2000年に社名を「有線ブロードネットワークス」、05年に「USEN」に改称。

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文=中居広起 写真=ヤン・ブース スタイリング=堀口和貢 ヘアメイク=TOYO

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