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2026.05.20 11:30

パナマ、シンガポールとドバイに続く第3の繁栄都市、移住と投資の優位性を分析

パナマ(stock.adobe.com)

パナマ(stock.adobe.com)

世界的な富の象徴、有数の金融ハブであるシンガポールと、各国から高い関心を集めながら急成長を続けるドバイ。大陸、航路、交易路の交差点に位置するという特異性によって繁栄してきたこれらの都市はどちらも、地域の交通、銀行取引、商業の中心地となっている。

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だが、そうした特徴は、もう一つの別の都市にもある。「エリート都市」のステータス獲得に向けて前進を続けるパナマの首都、パナマシティだ。この第3の都市は同様に、複数の国、航路の交差点にあるという地理的な位置づけから得た特権を享受するとともに、金融ハブとして確立されている。また、現代的かつ成長を続ける都市でありながら、まだまだ平均的な投資家にとってもアクセスしやすい都市であるという他にあまり例のない「中間的な立場」の都市になっている。

パナマシティの特徴

不動産投資の可能性、手ごろ感、高い利便性を提供するパナマシティは、外国人労働者にとって非常に暮らしやすい環境が整った都市だ。優遇税制と長期居住を可能にする複数の種類のビザがあり、不動産と生活費も比較的手ごろだ。さらに、すばらしい気候と米国に近く密接で良好な関係を保っていること、シカゴと同じタイムゾーンにあることも、大きなポイントとなっている(シンガポールとは通常時間で14時間、ドバイとは9時間の時差がある)。

20年以上にわたってパナマシティで暮らす筆者は、その間の大幅な変化を実際に目の当たりにしてきた。新たな高層ビルが建設され、多国籍企業や銀行がオフィスを構え、パナマに拠点を置くようになった。橋やクルーズ船のターミナル、コンベンションセンターの建設、都市鉄道の開業など、新たなインフラプロジェクトが推進され、アクセスも向上した。パナマシティは着々と、国際的な繁栄の象徴になりつつある。

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シンガポールとドバイの台頭を後押ししたのと同様の経済的要因が、パナマシティの金融分野における成功と豊かさ、不動産価値の上昇をより一層、後押ししている。違っているのは、パナマシティがまだ「今のところ」、平均的な投資家や外国人労働者にとって、アクセスしやすい都市であるということだ。

3都市の類似点

地理と経済

シンガポール(stock.adobe.com)
シンガポール(stock.adobe.com)

アジア大陸の南端、太平洋とインド洋が交わる位置にあるシンガポールは、歴史的な港湾都市だ。現在も世界全体の海上交通量の約20%が、この海峡を通過している。

また、インド、アフリカ、中東に近いペルシャ湾沿岸のドバイは、シンガポールとはインド洋を挟む位置にある。「海上シルクロード」と呼ばれたかつての交易路に含まれ、現在は中国からアフリカ、中東のパートナーたちを結ぶ「ドバイ・シルクロード」の一部となっている。

一方、地球の反対側に位置するパナマは東西に細長く伸び、大西洋と太平洋の間、そして北米と南米の間に位置するランドブリッジだ。世界の海洋交易のおよそ5~10%がパナマ運河を経由して行われ、米国のコンテナ輸送される貨物の40%が、この運河を通過している。

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編集=木内涼子

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