時計

2026.05.20 10:30

ロレックスとパテック、高級腕時計が中古市場で回復傾向 小径モデルが人気

ロレックス オイスター パーペチュアル 34 エバーゴールド(Rolex)

ロレックス オイスター パーペチュアル 34 エバーゴールド(Rolex)

高級時計の中古市場価格が、比較的停滞気味だった3年間を経て、今再び上昇している。高級時計の上位ブランド10社の300モデルの市場価格データを基に算出した二次流通(中古)市場の価格動向を示す「ウォッチチャート総合市場指標(WatchCharts Overall Market Index)」は、昨年から10%以上も上昇した。

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米金融機関大手モルガン・スタンレーが機関投資家向けに公開した5月の報告書によると、腕時計の二次流通市場価格は、2026年第1四半期(1Q26)に前四半期比で1.9%上昇。これは3四半期連続で1%以上の上昇が続いていることを示している。「調査対象の全ブランドで、価格維持率も前四半期から改善が見られた。これは2022年以来のことだ」と、モルガン・スタンレーは言及している。

この表面的な動向の裏には、注目に値するいくつかの傾向が見られる。過去と同様、市場を牽引しているのはスイスの大手有名メーカーだ。ウォッチチャートによると、パテック・フィリップの二次流通市場価格指標は過去1年間に18%も急騰した。ロレックスは9%の上昇、カルティエの腕時計も好調で9%上がったが、その一方でオーデマ・ピゲの上昇幅は5%に留まった。

「小ぶりな腕時計」が人気に

データをさらに詳しく分析していくと、二次流通市場で好調な腕時計の注目すべきトレンドとして、時計のサイズがより小径に移行していることが挙げられる。スイスの大手ブランドのほとんどがこのトレンドを取り入れており、4月にジュネーブで開催された世界最大の時計見本市「ウォッチズ・アンド・ワンダーズ」では、人気モデルで従来より小型のケースを採用した新作が数多く披露された。

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翻訳=日下部博一

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