時計

2026.05.20 10:30

ロレックスとパテック、高級腕時計が中古市場で回復傾向 小径モデルが人気

ロレックス オイスター パーペチュアル 34 エバーゴールド(Rolex)

小径トレンドを先取りした独立系時計メーカー

このトレンドを牽引しているのは、スイスの大手時計メーカーだけではない。大手企業と比べて制約が少ないことが多い独立系時計メーカーも、従来より小径の時計の導入を進めている。

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現代の独立系時計製作者で最も尊敬を集める人物の一人である日本の飛田直哉はその一例だ。「1990年に時計業界で働き始めた頃、私は小ぶりなサイズの時計に強く惹かれていました。その後、時計業界は大型・厚型ケースのブームを迎えましたが、私は小ぶりなケースを持つ時計を作りたいという夢を捨てきれませんでした」と飛田は語っている。すでに37mmというケースサイズの腕時計で知られている彼のブランド「NAOYA HIDA & Co.」は先日、31mmサイズの新作「NH TYPE8A」を発表した。「自分にとって、このモデルは理想的な小型時計を生み出すための第一歩」と飛田は語る。

NH TYPE 8A (NAOYA HIDA & Co.)
NH TYPE 8A (NAOYA HIDA & Co.)

スイスの著名な時計師フィリップ・デュフォーからも絶賛を浴びたノモス グラスヒュッテは、精密工学とミニマルなデザイン、そして自社製ムーブメントを兼ね備えたドイツの独立系ブランドだ。同社は、業界が小径時計に方向転換するよりもずっと前から、より洗練された時計への移行を積極的に採用してきた。最近のトレンドに追随したのではなく、以前からコンパクトな製品をブランドアイデンティティの中核に据えている。ノモスは多くの自社モデルをユニセックス(男女兼用)として展開しているが、これは腕時計の小径化が進む中で一般的になりつつある傾向だ。

高級時計に対する需要と関心は回復傾向にある。販売業者は店頭価格を引き上げており、二次流通市場での価値も再び上昇しつつある。投資価値を重視するコレクターにとって、次なる大きな利益は小径腕時計からもたらされるかもしれない。

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forbes.com 原文

翻訳=日下部博一

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