30U30

2026.05.16 21:50

令和ロマンくるま初監督の舞台裏 シンガポールの映画祭で受賞も

オダギリジョーにカンペだしをするくるま監督

オダギリジョーにカンペだしをするくるま監督

2026年5月16日、Kアリーナ横浜で開催されたお笑いコンビ・令和ロマンの単独ライブ「RE:IWAROMAN」。その幕間に上映されたのが、髙比良くるまが初監督・初脚本を務めた短編映画『BREAK SHOT』だ。

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プロデューサーを務めたのは、Forbes JAPAN「30 UNDER 30 2023」受賞者でもあるスタジオねこ代表の雨無麻友子。くるまがMCを務める音声番組『3003-サンゼロゼロサン-』に出演したことをきっかけに、今回のプロジェクトが決まった。そんな二人に、映画撮影の経緯や、制作の舞台裏を聞いた。


自粛期間から始まった映画制作

映画制作の契機となったのは、2025年2月のこと。当面の芸能活動自粛を発表後、仕事のキャンセルが相次いだ。予定が次々と白紙になる中で、唯一決まっていたのが1年以上先となるKアリーナでの単独ライブだった。

「M-1グランプリを2連覇して、『次は何をしようかな』と考えていたタイミングでの自粛だった。当時は単独ライブの準備だけができる状態だったので、せっかく予算も取れるし、幕間(映像)で大きいことをしようと。最初の打ち合わせの段階から、企画書には『短編映画』って書いてあったんですよ」(くるま)

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今回初監督のくるま(令和ロマン)
本作の撮影を行ったスタジオで実施したインタビュー(写真=加古伸弥)

「お飾りの監督」にしないという判断

交流のきっかけは2024年9月、くるまがMCを務める音声番組『3003-サンゼロゼロサン-』に雨無がゲスト出演してからのこと。共演後、雨無は令和ロマンのライブへ足を運ぶと、くるまの映画監督としての適性を感じたという。

「ライブで観た10分ほどのネタを、その後のM-1で披露しているのを観たときに、テンポや強弱もしっかり計算しながら、制限時間に合わせて的確に削ぎ落としているのを見て、『編集力高!』と驚きました。映画のテーマを決めるときにも三行プロット(三行でストーリーを説明すること)から面白くて、さすが芸人だと感じました」と振り返り、

「最初はどこまで実務面までお願いするか迷っていたのですが、ここまで設計できる方なら監督として全面的に任せられると信じて、有名人を起用しただけの『お飾りの監督』になってはいけないという思いもあり、子役のオーディションから編集まですべての工程に丁寧に携わってもらいました」(雨無) 

プロデューサーを務めた雨無麻友子
プロデューサーを務めた雨無麻友子(写真=加古伸弥)
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文=堤 美佳子 編集=川上みなみ 写真=加古伸弥

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