2026.05.17 14:00

世界の富裕層が選ぶ「別荘地ランキング」、ニセコが5位にランクイン

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富裕層向け移住コンサルティングサービスの英Global Citizen Solutions(GCS)が先ごろ、保有する投資可能(または流動)資産100万ドル(約1億5800万円)以上の富裕層(High-Net-Worth Individuals、HNWIs)が別荘を購入したい外国の都市のランキングを発表した。

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トップ10の大半を占めたのは、欧州の地域や都市だった。特にスペインとポルトガル、フランスに集中している。各地域・都市の主な特色は以下の通りだ。

スペイン:マヨルカ島とイビサ島が上位に入った。主な理由は、不動産価格の高騰と長い日照時間、生活の質の高さ、高度に整備されたインフラなど。

ポルトガル:不動産の市場価格の上昇率が最も高いアルガルヴェ地方が上位に入った。非常に安全で、年間の日照時間はおよそ3100時間。調査結果で獲得したスコアから見て、物件の取得難易度が比較的低いエリアに位置付けられている。2023年に売却された住宅の約30%は、買い手が外国人だった。

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フランス:南部のコート・ダジュール、特にサントロペの人気が高く、ランキングでは3位につけている。文化的な面で優位性を持つことが明白な理由だが、年間の航空旅客数が約7000万人にのぼるこの都市の、素晴らしく整備されたインフラも大きな要因となっている(これほどの水準に達するには、数十年がかかる)。

外国での別荘の購入に関するこの調査において、最も重視したのは純粋に金銭的な問題ではなく、ライフスタイルに関わる事柄だ。誰でも自分の望む休暇の過ごし方のために別荘を持ちたいと思うものであり、これは理にかなったことだろう。

そのためこの調査では、「優良物件であること」「ライフスタイル・(購入者にとっての)魅力」「アクセスのしやすさ」という3つの指標を、その枠組みの柱とした。調査を担当したGCSのリアナ・シモニアンはこれについて、次のように述べている。

「指標によって20の高級住宅市場をランク付けしています。これにおいては意図的に、(市場価値を形成する)不動産ファンダメンタルズよりも、ライフスタイルと(購入者にとっての)魅力により大きな重み付けをしています」

「富裕層の購入者たちが実際にそれぞれの別荘でどのような体験をしているかに基づき、この方法を選択しました」

欧州が人気の理由

ランキングの10位までに入った国は、上記の3カ国に続き、イタリア、日本、米国、ニュージーランド、オーストリア、ギリシャ、スイスとなっている。結果をまとめたGCSの調査部門、Global Intelligence Unit(GIU)は、上位の大半を占める欧州について、気候、高級インフラ、構造的な安定性、不動産所有のための要件のすべてに関して、「これほど好条件がそろう地域は、欧州以外にはない」と説明している。

GCSのCEO、パトリシア・カサブーリは、「欧州が大半を占める理由は、偶発的なものではなく、構造的なものです」と述べている。

「上位に入った不動産市場は、気候と高級インフラ、安全性、不動産所有に関する要件がそろったまれな地域です。ライフスタイルを重視する購入者たちが欧州大陸に魅力を感じるのは、そのためでしょう」

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編集=木内涼子

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