男性は年収が高いほど婚活に有利、そんなイメージは根強い。
しかしデータが示す現実は、そう単純ではないようだ。婚活・結婚相談所サービスのIBJが成婚会員約1万9000人の活動データを分析した調査が、その実態を浮かび上がらせた。
年収800万円超で成婚率は頭打ちに
男性の年収帯別に成婚率を見ると、399万円以下の12.4%から500万円台の36.5%へと大きく跳ね上がり、全体平均の34.6%をここで初めて上回る。600万円台では41.3%へとさらに上昇する。
しかしその後は様相が変わる。800万円以上では大きな伸びが見られず、成婚率は43%~46%の間で頭打ちになるのだ。

年収が一定水準を超えると、それ以上の上昇は成婚率に結びつかなくなる。「年収1000万円なら婚活無双」という期待があるとすれば、データはそれを裏切っていることになる。
成婚者の4割が年収500〜600万円台
成婚した男性の年収分布を見ると、500万円台が20.4%、600万円台が18.2%と、この2つの層だけで成婚者全体の約4割を占めている。成婚者は高年収帯に偏るのではなく、複数の年収帯に分散していることがわかる。

これらのデータから読み取れるのは、婚活市場における男性の実態は高年収層が主役ではないということだ。年収500〜600万円台という中堅の層が、最も多くの成婚を生み出しているのは、高年収ほど有利という感覚とはやや異なる市場の姿だ。



