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2026.05.12 11:30

平均寿命84歳を超える秘密 医療と食の安全性が整った世界の新長寿都市

フランスのグルノーブル(stock.adobe.com)

フランスのグルノーブル(stock.adobe.com)

世界にはいくつか、健康的なライフスタイルを維持する習慣が長寿につながっている「ブルーゾーン」と呼ばれる地域がある。移住を考えている人にとって、それらは魅力的な候補だろう。

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そうした地域、イタリアのサルデーニャ島や日本の沖縄などは、100歳以上の住民が多いことでよく知られている。だが、ある調査によると、世界には住民の寿命が長く、心身の健康を促進する環境が整っていることでそれらの地域に代わる「新たなブルーゾーン」があるという。より健康的な生活を送ることができるかもしれないそれらの都市のうち、トップ5を紹介する。

新たなブルーゾーン

世界人口の変化に対する関心を高めることを目的に創設された団体、世界人口財団(World Population Foundation:WPF)が運用する解析ツール、「World Depopulation」に基づく調査の結果、住民が100歳以上の年齢まで生きる可能性が最も高い「新たなブルーゾーン」が、都市部にあることが明らかになった。

世界の100都市を対象としたこの調査では、都市の評価基準とされる「生活の質」と「環境条件」、そして国民全体の健康水準に影響を及ぼす5つの要因、「平均寿命」と「喫煙率」「肥満率」「食の安全性」「70歳以上の高齢者の身体活動性」を考慮した。その結果、高スコアを獲得したのは、平均寿命が長い国にあり、高い生活水準が保たれると同時により健康的な環境条件が整っている都市だった。

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1位はノルウェーの都市

調査の結果、住民が100歳まで生きる可能性が最も高いと見られるのは、国全体の平均寿命が84歳に近いノルウェーの都市、ベルゲンだった。医療と公共サービスへのアクセス、全般的な生活環境(生活の質)の項目で、世界で4位となっている。

また、主要都市の中で最も空気がきれいな都市のひとつであるベルゲンは、大気質と自然環境の項目で15位。喫煙者は16人に1人未満で世界で最も低い水準であることが、平均寿命を延ばすことにつながっていると考えられる。

豪首都キャンベラが2位

新たな「ブルーゾーン」都市のランキングの2位は、住民が最も長生きしている都市のひとつ、オーストラリアの首都だった。平均寿命は84歳を上回っている。また、70歳以上の高齢者の半数以上がアクティブな生活習慣を維持しているほか、喫煙率は8%未満となっている。

調査によると、キャンベラは医療の質と公共インフラの順位でも世界2位(トップはフランスのグルノーブル)。そのほか食品の安全性に関する基準でも高いスコア(61ポイント)を得ている。住民はいつでも生鮮青果物を入手し、栄養価の高い食事を作ることが可能だということを意味している。

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編集=木内涼子

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