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2026.05.07 10:30

米・イラン衝突、開戦当初に攻勢に出たイラン旧式空軍の戦果と戦術

イラン軍のF-5戦闘機。2018年5月12日撮影(Tasnim News Agency, CC BY 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/4.0>, via Wikimedia Commons)

イラン軍のF-5戦闘機。2018年5月12日撮影(Tasnim News Agency, CC BY 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by/4.0>, via Wikimedia Commons)

2月28日に米国とイスラエルがイランを攻撃する何年も前から、時代遅れと化したイラン空軍が敵対国との大規模な衝突において、1980年代のイラン・イラク戦争時のように決定的な役割を果たさないだろうことはすでに明白だった。

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イ・イ戦争後の数十年間にわたり、イラン政府はドローン(無人機)やミサイルの開発に巨額を投じる一方で、かつて最先端だった戦闘機部隊をほとんど顧みなかった。にもかかわらず、イラン・イスラム共和国空軍(IRIAF)の残存部隊が今回、完全に手をこまねいていたわけでも、単にイラン領空の防衛に徹していたわけでもないことが、次第に明らかになってきている。

むしろ、老朽化した空軍機の一部はペルシャ湾岸で攻勢に出た上、開戦初日に米軍に損害を与えたのである。

NBCニュースは4月25日、中東にある複数の米軍基地が甚大な被害を受けており、修繕には数十億ドルを要すると報じた。この報道ではまた、イランが1979年のイスラム革命以前に米国から入手したベトナム戦争時代のノースロップ製F-5戦闘機が、基地の防空網を突破して目標を爆撃した事実も初めて判明した。

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「開戦当初、イラン軍のF-5戦闘機がクウェートにある米軍基地キャンプ・ビューリングを爆撃した。同基地には防空システムが備わっていたにもかかわらずだ。米軍基地を敵方の固定翼機が攻撃したのは、数年ぶりの稀有な事例である」と同報道は伝えている。

これは、3月2日にイラン軍の旧ソ連製戦闘爆撃機スホイSu-24(NATOコードネーム:フェンサー)2機がカタールへの攻撃を試みたと報じられたことと並んで、イラン空軍が紛争初期に何らかの攻撃作戦を試みていたことを示すさらなる証拠だ。

「旧式の」戦術

「成功したF-5の攻撃と、滑空爆弾を用いて別の米軍基地を攻撃したと報じられたF-4の攻撃からは、イラン空軍がパイロットに極めて低空を飛行する訓練を継続して行っていたことがわかる。これはパイロットの生存率を高め、ひいては目標に到達する確率も上がる」と、防衛・安全保障アナリストでワシントン近東政策研究所の上級研究員であるファルジン・ナディミは説明する。

「今回のケースでは、イラン空軍のパイロットらは戦場の混乱と防空網の死角をも巧みに利用して攻撃を強行した。おそらく標的となった基地は、そのパイロットの訓練の際に想定目標となっていた可能性が高い」

「中東の米軍基地は、有人機をはじめ、あらゆる空中標的に対する防衛機能を備えているはずだが、利用可能なシステムでは極めて低空を高速で飛行する航空機を完全に探知・追跡することは難しかったのだろう」とナディミは述べた。

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翻訳・編集=荻原藤緒

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