スタートアップ

2026.05.05 08:00

AI音楽生成のSuno、評価額7850億円超でシリーズD調達完了間近──半年で企業価値倍増か

yalcinsonat - stock.adobe.com

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AI音楽生成企業のSunoは、1億人のユーザーを獲得し、Forbesの2026年版AI 50リストにも選出された。同社は、企業価値が50億ドル(約7850億円。1ドル=157円換算)超となり得る資金調達ラウンドのクローズに近づいていると報じられている。これは2025年11月の前回調達時の評価額の2倍超にあたる。

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評価額が約7850億円超となり、シリーズDラウンドのクローズに近づく

Sunoは今後数週間のうちにシリーズDの資金調達ラウンドをクローズする見通しだと、AxiosBillboardが米国時間5月4日午前に報じた。Axiosによると、このラウンドでスタートアップの評価額は50億ドル(約7850億円)超となる可能性がある。

今回の新たな資金調達ラウンドは、Sunoが評価額24億5000万ドル(約3847億円)で2億5000万ドル(約393億円)を調達してから6カ月後に当たる。

最新ラウンドの詳細は不明だが、Billboardによると複数の音楽業界の投資家が参加しており、Sunoはこれまで調達した資金の多くを、同社のAI技術を支えるハードウェア、メモリー、エネルギーコストに充ててきたという。

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2025年に売上約236億円を計上、有料会員200万人超を獲得

創業4年の同社は、音楽業界からの反発や訴訟にもかかわらず成功を収めてきた。Forbesは先週、Sunoが2025年に1億5000万ドル(約236億円)の売上を上げ、2月単月でも2500万ドル(約39億円)の売上を計上したと推計した。

Sunoのマイキー・シュルマンCEOは先週Forbesに対し、同社を「音楽業界のオゼンピック」だと表現し、「誰もが使っているのに、誰も話したがらない」と語った。

Sunoが2023年に一般公開されて以降、1億人超がSunoを使って音楽を作成し、200万人超が有料会員として登録したと、同社は今年初めに明らかにした

この生成ツールでは、ユーザーが生成したい音楽のタイプを説明するテキストプロンプトを入力し、Sunoの技術が楽曲で応答する。Sunoのユーザーは、Spotify(スポティファイ)の音楽カタログ全体に相当する700万曲超を毎日生成している。

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