冥王星は惑星か?
太陽系は太陽から外側に向かうにつれて、まず比較的小型の岩石惑星があり、次に大型の巨大惑星が並び、その次に本当にちっちゃい(地球の月よりも小さい)冥王星がある。その理由を考えたことがあるだろうか。答えは簡単だ。
冥王星は惑星ではなく、カイパーベルト天体だからだ。
太陽系が誕生した時に残された物質のかけらの1つにすぎないわけだ。カイパーベルトには冥王星くらいの大きさの天体が他にも数個あるため、それほど特別な存在というわけではない。
いや、わかった。特別な存在ではあるけれども、それは単にKBOすべてが特別だからにすぎない。惑星系(地球外生命を育んでいるかもしれない惑星系も含めて)がどのように形成されるかを理解するには、KBOに隠された手がかりを利用する必要がある。
だからこそ、冥王星のことで泣き言など言わなくてもいい。格下げされたなんて全くそんなことはない。われわれ天文学者は、2006年に分類を変更した際に、冥王星を侮蔑するつもりは毛頭なかった。「太陽系には、これまで考えられていたよりもっとたくさんの天体が存在する。冥王星はその最初の発見例だ」と、皆に伝えようとしただけだ。
なので、もうこれ以上泣き言はよそう。冥王星の運命は祝うべきもので、悲嘆すべきものではない。太陽系については以前よりも多くのことがわかってきているのだ。


