2026.05.02 13:00

【試乗記】「ベスパ GTS スーパー 310」伝統的なボディに現代的な装備を融合

ベスパ GTS スーパー 310(Pieaggio)

ベスパ GTS スーパー 310(Pieaggio)

「ベスパ GTS スーパー 310」は、このイタリアのスクーター・ブランドが最善を尽くした成果だ。第二次大戦後間もない頃から人々の注目を集めてきたクラシックなマシンに、本格的なメカニカル面のアップグレードを施すことで、単に可愛らしくてお洒落な乗り物というだけでなく、街中を素早く走り回るのに最適な道具となった。

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向上した動力性能

4ストローク単気筒「HPE」エンジンの排気量は、従来の278ccから310ccに拡大。加速が力強くなり、最高速度もわずかに向上した。このロングストローク化された新型エンジンは、よりスムーズなレスポンスを狙ったものであり、最高速度は「時速80マイル(約129km/h)を超える」とのことだが、そこまでスピードを出す気にはならないだろう。

外観

いたるところにベスパのDNAが受け継がれている。幅の広いショルダー、独特の「ネクタイ」と呼ばれるレッグシールド中央のステアリングコラムカバー、まるで「小さな動くイタリアの家具」のように感じさせるクロームと塗装。2026年モデルでは、全面的にデザインを刷新するのではなく、マット(つや消し)とグロス(つや有り)の組み合わせ、シートのコントラストステッチの色、スポーティな仕様のカーボン調パーツなどのバリエーションから、過剰なほど豊富なトリムとカラーが用意されている。

2026年はベスパの80周年を迎えるため、ピアッジオ(ベスパ・ブランドのスクーターを製造するイタリアの企業)はこの節目を祝うことに力を入れており、2026年6月25日から28日にかけてローマで大規模な記念イベントが計画されているほか、GTSをベースにした特別仕様車も発売される。

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翻訳=日下部博一

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