2026.05.02 13:00

【試乗記】「ベスパ GTS スーパー 310」伝統的なボディに現代的な装備を融合

ベスパ GTS スーパー 310(Pieaggio)

運転すると

2週間ほど借り出して試乗している間、私は住宅街から混雑する高速道路まで、ひたすら走りまわったが、まったく飽きなかった。いつでもどこでも、遊園地のアトラクションに乗っているようだった。

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この2輪車は、30kmかそれより遠く離れた目的地を目指すよりも、よく晴れた青空の下、家から飛び出して10分以内にある場所へ行かなければならない時に、最も優れた仕事をする。

また、これに乗って転倒するのはかなり難しい。タイヤが小さく、そういう意味ではオートバイよりはるかに危険性が低い。もちろん、ある程度の基本的な平衡感覚は必要だが、しかし私の試乗した経験に基づいて言うと、この車重150kgほどの乗り物で転倒することはほぼ不可能だ。

ベスパ GTS(Piaggio)
ベスパ GTS(Piaggio)

ベスパ GTSが特別なのは、昔ながらのボディワークに現代的な安全装備・便利機能が融合していることだ。制動時に車輪のロックを防ぐABSや、駆動輪の空転を抑えるASR(トラクションコントロール)に加え、キーを差し込まずにエンジンを始動できるキーレスシステム、USBポート(グレードによる)、さらには専用アプリ「Vespa MIA」を介してスマートフォンと接続できる機能(標準またはオプション)まで搭載されている。

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運転の仕方にも寄るが、燃費はガソリン1リットルあたり30km程度は走れるだろう(公称燃費は31.25km/L)。だが、乗り慣れてくると大抵の人はスロットルを全開にしたくなる衝動に駆られることだろう。

排気量310ccの燃料噴射式水冷4ストローク4バルブ単気筒エンジンは、最高出力25ps(18.4 kW)/6500rpmと最大トルク28.9Nm/5250rpmを発生する。無段階オートマチックトランスミッション(CVT)は、滑らかさと静粛性を向上させるために調整とハードウェアの改良が施された…というが、エンジンの騒音を好む人もいるだろう。

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翻訳=日下部博一

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