ロサンゼルス・ドジャースは最近やや調子を落としており、地区ライバルのコロラド・ロッキーズとサンフランシスコ・ジャイアンツに2カード連続で負け越した。
いまチームはシカゴ・カブス戦で勝利し、勢いを取り戻したいところだが、二刀流のスーパースター大谷翔平に対する優遇措置をめぐる議論が進むなかで、ドジャースもその渦中にも置かれている。
「大谷翔平ルール」論争の中心にいるドジャース
「大谷翔平が二刀流選手として登録されているため、ロサンゼルス・ドジャースが投手を1人余分に保有できるルールに不満を抱いているのは、シカゴ・カブスのクレイグ・カウンセル監督だけではない」とジ・アスレチックのケン・ローゼンタールはいう。カウンセルがいわゆる「大谷翔平ルール」について率直に苦言を呈したことを受けたものだ。
「球界最高かつ最もユニークな選手である大谷への特別措置を容認する関係者は多い。だが、大谷のチームが『実質的に14人目の投手を登録できる』このルールは、すでに絶大な彼の影響力をさらに拡大させているとして、不満を抱く者もいる。さらに、投球を終えた後も指名打者(DH)として打線に残れる能力そのものを、不公平だと見る向きもある」
ドジャースは大谷を獲得して以来、2年連続でワールドシリーズを制覇している。大谷は打席でもマウンドでも、そして高額な広告契約を呼び込む存在としても、チームの期待に完璧に応えてきた。しかし3連覇を目指す中、ルールブック上で彼に与えられた特別待遇への批判の声は大きくなっている。
元ドジャースのオールスター選手が大谷ルールの変更を提案
直近では、ドジャースで2度オールスターに選ばれたジャスティン・ターナーが、この特例ルールの変更を求めた。
「解決策は、全チームについて13×13のルール(投手13人・野手13人の制限ルール)をなくすことだ」とターナーは、ドジャース・トークのデイビッド・バセーが投げかけたルールに関する質問に対し、Xで投稿した。「各チームが自分たちにとって最善だと考える形でロースターを組めばいい。これはドジャースが何をできるかの話ではない。他の29チームが何をできないかの話だ」
ターナーが言及したのは、26人のメジャーリーグの選手登録枠において、投手13人と野手13人を上限とする現行のMLBルールだ。大谷は投手としても指名打者としてもプレーするため、ドジャースは事実上14人目の投手をロースターに入れることができる。大谷が13人の野手枠の1人としてカウントされるためだ。
MLBが全チームに対して投手13人の上限を撤廃すれば、その優位性は薄れ、特例ルールを批判する人々を満足させる可能性がある。一方でそれは、ターナーが9シーズンを過ごしたチームであるドジャースにもたらしている、大谷の価値を引き下げることにもなる。



