健康に悪いとわかっていて、あえて食べるスイーツ、深夜のカップ麺、仕事帰りのメガ盛り丼——。罪悪感を承知で手を伸ばす「背徳グルメ」が、じわじわと広がっている。「ギルティ消費」とも呼ばれるこの行為、実態はだいぶ違うようだ。
マーケティングリサーチ大手のマクロミルが全国の男女2068人を対象に調査を実施した。調査の結果、罪悪感どころか前向きな感情でこの行為を楽しむ現代人の姿が浮かび上がった。
罪悪感の名に反してポジティブが圧勝
「ギルティ」という名を冠しているわりに、実際の感情はずいぶんと前向きだ。
背徳グルメを意識的に経験したことがある人は52.8%。5人に1人にあたる20.8%は週1回以上という高頻度だ。では、食べるときにどんな気持ちなのだろうか。

背徳グルメの各段階で感じる気持ちを尋ねたところ、「期待感・ワクワク感」は73.6%、「リフレッシュ感」は71.8%にのぼった。さらに「明日への活力」と答えた人も60.2%いる。一方、「後悔」は36.7%にとどまった。ポジティブな感情がネガティブを大きく上回っている。

背徳グルメを意識的に楽しむ人にとって、この行動は暴飲暴食ではない。期待して、リフレッシュして、明日に向かう自覚的なセルフケアとして機能している。



