1000円未満が4割の手軽な発散法
金額を見ると、その手軽さが際立つ。
1回あたりの平均金額は「1000円未満」が38.8%で最多。「1000〜3000円未満」の35.4%と合わせると、7割超が3000円未満に収めている。

重視するポイントは「圧倒的なボリューム」が54.7%でトップ、次いで「自分だけがこっそり楽しむ秘め事感」が44.9%。求めているものの1位は「ストレスを発散したい」で59.9%と、2位以下に大差をつけた。

行動のスイッチが入る瞬間にも特徴がある。最多は「ずっと我慢してきたから、たまにはいいだろうと気が緩んだ時」の43.2%。次いで「金曜日や休前日の夜など、緊張の糸が切れた時」が36.6%だった。日々の節約やタイパ重視の生活で蓄積された我慢が、引き金になっている。
飯テロの主役はまだテレビだった
もうひとつ、意外なデータがある。SNSやテレビで美味しそうな画像・動画を見たことがきっかけになったと答えた人に、具体的な媒体を尋ねたところ、1位は「テレビ」で66.0%だった。「YouTube」57.6%、「Instagram」48.7%を抑えてのトップだ。

飯テロといえばSNSの専売特許のように思われがちだが、受動的に流れてくるテレビの映像のほうが、我慢の壁を崩す力が強いのかもしれない。自分から探しにいくSNSとは違い、不意打ちで目に飛び込んでくるからこそ、抗えないということだろうか。
背徳グルメの実態は、名前ほどギルティではない。節約とタイパを重視する日常に、きわめて合理的に設計されたストレス発散法だともいえるだろう。
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国15〜69歳の男女2068人
調査期間:2026年4月6日〜4月7日


