かつての支持者に対するこうした攻撃は、2024年の大統領選勝利を後押しした保守系ポッドキャスターの大半がトランプに背を向ける中で行われた。これは、トランプ政権による一連の不祥事や物議を醸す言動によって、かつて団結していた「MAGA運動」が分裂の危機に瀕している兆候といえる。
トランプがこうしたポッドキャスターたちを攻撃するのは、ここ数カ月間、彼らがトランプに対して公然と批判を繰り返してきたからだ。カールソンは右派の中でもイラン攻撃に対し最も声高に反対する人物で、トランプによるイラン国民への脅迫を「あらゆるレベルで卑劣だ」と非難した。ジョーンズもまた、イラン攻撃をめぐってトランプと決別し、最近では大統領が「悪魔的な影響」下にあるとまで主張した。2024年の選挙期間中にトランプを友好的なインタビューに招いたテオ・フォンも、最近ではトランプ政権を「クソったれなテロリスト」と呼んでいる。
さらに、オーウェンズはトランプの当選後すぐに彼と決別して以来、極めて批判的な姿勢を貫いており、イラン攻撃との関連でトランプを「悪魔的」と評した。ケリーも自身のオンライン番組で、トランプの「くだらない言動にはうんざりだ」とし、「普通の人間のように振る舞えないのか」と問いかけている。米国で絶大な聴取率を誇るポッドキャストを運営し、選挙直前にトランプをゲストに迎えたジョー・ローガンも、トランプの最近の行動は支持者たちが「裏切られた」と感じるようなものだと述べ、自身をイエスになぞらえた画像を含め、トランプの振る舞いを公然と嘲笑している。
トランプがかつての支持者たちを最初に攻撃したのは先週の投稿で、その際も同じ4人を「イカれた連中」や「厄介者」と罵り、彼らのキャリアを嘲笑した。トランプは、彼らによる批判は自身のポッドキャストのための「安っぽい宣伝」だと主張し、望めばいつでも「彼らを自分の味方にできる」と述べた。
トランプは特に、フランスのブリジット・マクロン大統領夫人は男として生まれたという根拠のない陰謀論を展開したオーウェンズや、サンディフック小学校銃乱射事件は「でっち上げ」だという陰謀論を唱えたジョーンズを攻撃した。ジョーンズについては、「犠牲者の遺族に対する恐ろしい攻撃の代償として、当然のことながら彼はその全財産を失った」と断じた。


