経験と資格が現場志向を後押しする
そのブレーキを外すカギは、どうやら実体験にありそうだ。調査対象500人のうち現場系アルバイト経験者は278人。そのうち現場職に魅力を感じると答えた割合は31.7%で、未経験者の19.4%を大きく上回った。この差は大きい。
AI時代に身につけたいスキルを尋ねても、この傾向は裏づけられる。最多は「語学・対人スキル」(31.4%)だったが、「現場系の資格・技能(大型免許、フォークリフト、整備士など)」と「インフラ系の国家資格(電気工事士、施工管理技士、危険物取扱者など)」を合わせると29.8%にのぼり、「AI・データ活用スキル」(22.8%)を上回った。

現場職への関心は広がりつつある。ただし、学生が現場系の仕事を就職先として検討するために最も求めているのは「仕事の大変さも含めた正直な情報発信」(39.2%)だった。その距離を埋められるかどうかが、人手不足に悩むノンデスク産業にとっての分岐点になりそうだ。
【調査概要】
調査期間:2026年2月17日〜3月5日
調査対象:卒業後就職予定の全国10〜20代現役学生(高校生・専門学校生・大学生・大学院生)500人
調査方法:インターネット調査、ウェブアンケート調査
出典:X Mile「クロスワークしごと白書」


