経済

2026.04.22 15:15

累計270万部『ハゲタカ』の真山仁「財政破綻後の日本」を読者と共同執筆、クラファンで

「デフォルトピア」メインビジュアル」のイラスト(右)は茂本ヒデキチ(「ハゲタカ」作品の連載で挿画を担当)による

「デフォルトピア」メインビジュアル」のイラスト(右)は茂本ヒデキチ(「ハゲタカ」作品の連載で挿画を担当)による

「ハゲタカ」シリーズで有名な小説家の真山仁氏は4月20日、2017年に発表した作品『オペレーションZ』内で架空の小説として登場させた『デフォルトピア』(財政破綻した近未来の日本を鮮烈に予測活写したストーリー)を大幅加筆、クラウドファンディングによる出版にチャレンジすることを発表した日本の“破綻”を読者と共に描くー真山仁『デフォルトピア』共同制作プロジェクト - CAMPFIRE (キャンプファイヤー))。選ぶ支援によってさまざまな形で小説の制作過程に関われる読者参加型「共同創作プロジェクト」だ。

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具体的なリターンには、たとえば、2026年内に出版予定の書籍「デフォルトピア(完全版・仮)」の巻末謝辞に氏名掲載【支援者全員】、出版記念謝恩パーティ(12月12日17時から東京都内、12月19日17時から大阪市内でおのおの開催予定)への招待【ファンド額50000円】、制作の裏側━━「デフォルト」を描く特定画面に関わることができる編集会議への招待【ファンド額10万円】、物語の核心に踏み込み、作中のヒーロー像に関する意見を述べられる意見交換会への招待【ファンド額30万円】などがあるという。

クラファンのページには以下のようにある。

日本の「もしも」を、読者とともに描く。

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デフォルトピア共同創作プロジェクト

『オペレーションZ』(新潮社)に登場した幻の小説『デフォルトピア』を、小説家・真山仁が“読者と共に”現実の物語として書き下ろします。国家破綻後の日本で、人はどう生き、何を守るのか。社会の行き先を“自分ごと”として考えるための共同創作プロジェクトです。

真山氏はForbes JAPANに対してこう語る。

「漠然とした不安、希望のない未来。それをどこかで感じつつも、不満や不平をつぶやくだけで、『見ない』ことにする生き方をやめませんか。私たちに必要なのは、根拠なき警鐘や小賢しい楽観論ではありません。

見過ごし続けた先に何が起きるかを物語で“体験”した上で、サバイブする方法を見出したい。一緒に泣き、笑い、考え、力を合わせて、生まれて良かったという日本を次の世代にも引き継いでいこうではありませんか」

小説家・真山仁氏。クラウドファンディングによる出版にチャレンジすることを発表した
小説家・真山仁氏。クラウドファンディングによる出版にチャレンジすることを発表した

━━「読者という名の同志と共に」小説という技法でこの国民的テーマに肉迫し、作家として「今そこにある危機を打破」しようとする試みだ。より多くの未来読者の意志を反映し得る「クラファン」という資金調達方法で、世にムーブメントを起こそうとするそのチャレンジに注目したい。


日本の“破綻”を読者と共に描くー真山仁『デフォルトピア』共同制作プロジェクト

※プロジェクトは目標金額未達でもリターンが届くAll-In方式。目標金額にかかわらず、2026/05/31 23:59:59までに集まった金額がファンディングされる。

※今回大幅加筆される「デフォルトピア」が作中作として含まれる長編小説『オペレーションZ』(新潮文庫)は、国家破綻の危機にある日本を背景に、「国家が破綻するとはどういうことか」を描いた小説。「極限状況に置かれたとき、人はどう判断し、どう行動するのか」をテーマに、政治家、官僚、金融関係者、企業人など立場の異なる人間たちを登場させ、それぞれの視点から“その瞬間”に向き合っていく姿を描く。

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