グーグルの純正スマートフォン「Google Pixel」が日本で発売されてから10年という節目を迎え、シリーズで初となる日本限定のコラボレーションモデルが誕生した。スタンダードモデルのPixel 10aをベースにした「Isai Blue」だ。パートナーに選ばれたのは、障害のある作家たちの表現や可能性を「異彩」として社会に届けることをミッションに掲げる、クリエイティブカンパニーのヘラルボニーだ。
日本限定モデルの開発という特別なプロジェクトの核心には、テクノロジーの力で社会をより良くすることを目指してきたグーグルと、人それぞれの個性や創造性を、新たに社会を彩る価値に変えてきたヘラルボニーの哲学との共鳴があった。ヘラルボニーの松田崇弥氏と、グーグルの阿部和子氏に共創の舞台裏を聞いた。
Google Pixelのとても特別な10周年モデル
「Isai Blue」は、2026年のスタンダードモデルであるGoogle Pixel 10aをベースに開発された日本限定のコラボレーションモデルだ。価格は通常版Pixel 10aの256GBモデルと同じ、税込9万4900円としている。発売日は5月20日。
本体のカラーリングにはブルーを採用した。ブルーは世界自閉症啓発デーのテーマカラーであり、そしてヘラルボニーのブランドカラーでもある。生命力に満ちていながら、同時に穏やかさも感じさせる青色だ。Pixel 10aはカメラユニットの突起を最小限に抑えた完全フラットな背面のデザインとしているので、なおさらその鮮やかさが映える。
Pixelのカラーバリエーションの名称は通常、自然界の鉱物や植物(オブシディアン、ローズ、アイリスなど)を引用しているが、今回は初めて抽象的な言葉である「Isai(異彩)」が採用された。
松田氏はこのネーミングについて「異彩という言葉にヘラルボニーが込めてきた、一人ひとりの違いを可能性として問い続ける思いを、グーグルに深く理解してもらえた」と感慨深げに語った。



