作家自身が内面と向き合いながら心を落ち着かせ、同時に純粋な創作行為から生まれたエネルギーを純粋に発露させた末に、キャンパスの上に唯一無二の画が現れる。
先端テクノロジーがもたらす機能的な利便性を超えて、使う人の感情を豊かにするスマートフォンのあり方を「Isai Blue」が私たちに体験させてくれるのかもしれない。
「温もりあふれるPixel」の新章が始まる
Google Pixelシリーズにとって初めてとなる日本限定モデルの開発プロジェクトを達成できた理由について、阿部氏はコラボレーションの過程で「何をするか」よりも、「どうやるか」を重要してきたからだと振り返る。
グーグルが重視する「成長マインドセット(Growth Mindset)」が終始貫かれていたことも大事な推進力になった。「No, But(できない、しかし)」ではなく、「Yes, And(そうだ、それならさらに)」という姿勢が、企画・製造・営業のすべてのチームに浸透していたという。そしてもうひとつは、両社がそのマインドセットを共有できたことだと、阿部氏と松田氏が口を揃える。
互いのプロフェッショナリズムを尊重し合えたことが、魔法のような成果を生んだ。松田氏もグーグルのフロンティア精神と、デザインに対する徹底したこだわりに触れたことがヘラルボニーの大きな糧になったと、阿部氏に呼応するように語った。
今回、日本限定モデルのIsai Blueが誕生したことによって、Google Pixelの進化は新たな段階に踏み込んだ。テクノロジーとアートの融合により、スマートフォンに温もりのある価値が加わったからだ。この意欲的な試みを契機として、今後もグーグルの様々なPixelデバイスにおいて、より深く、熱量のあるコラボレーションが広がることを期待したい。
連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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