リーダーシップ

2026.04.13 11:48

職場では学べない3つのリーダーシップの教訓

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多くの人は、リーダーシップを学ぶ場所を間違えている。書籍、企業研修、カンファレンス、あるいはこのようなブログ記事に答えを求めている。リーダーシップの教訓はすべて仕事から得られると思い込んでいるのだ。しかし、それは誤りである。

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私が得た最大のリーダーシップの教訓の多くは、会議室から生まれたものではない。家族から得たものだ。そしてその学びを会議室へと持ち込んだ。

まず奉仕する

母方の祖父はケベック州の開業医で、キャリアを通じて7000人以上の赤ちゃんを取り上げた。ときには台所のテーブルの上で、ということもあった。祖父は支払いができるかどうかにかかわらず患者を診た。

患者はできる形で支払うことが多く、祖父は現金ではなくヤギやニワトリを持って帰宅することもあった。数十年後に請求を精算しようと75ドルの小切手を送ってきた患者もいた。祖父はそういう人だった。そして私は、その原則を職場にも持ち込んだ。

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目先のROIがなくても、サービスと価値を提供する。

素早く学ぶ

父方の祖母も、私の人生に大きな影響を与えた存在である。夫が亡くなると、祖母は4人の息子を育てながら鍛冶屋の事業を引き継いだ。生き延びるためには、すべてを両立させ、うまく回す方法を素早く学ばなければならなかった。

祖母の姿は、行動する前にすべてを知る必要はないことを示している。人は、行動するにはさらに知識を得なければならないと思い込み、何年も無駄にする。しかしたいていの場合、いま知っていることにもとづいてまず行動したほうが、より速く学べる。

祖母は必要に迫られて学び、行動した。そしてそれは、すべてのリーダーが学べる教訓である。

命がかかっているかのように行動せよ。実際、そうである可能性もあるのだから。

進路を整え直す

祖父が亡くなったのち、父は17歳で海兵隊に入隊した。経済状況から大学進学は現実的ではなく、成功に必要なスキルと規律を身につける手段として、その道を選んだ。

父はその進路を何年も歩み、教官となった。だがやがて、その道は人生における自分の現在地と合わなくなったと気づく。そこで父は、軍隊の観点からすればまったく意外に見える行動に出た。営業職へ転じたのだ。

それは家族と自分にとって何が最善かという確信に、より合致した道だった。私は父の商談に同行することもあり、後に自分を導くことになる営業の基礎を学んだ。

父は「その場にいること」と「人に奉仕すること」を信条とし、私たちにも同じようにすることを教えた。

これまでどこにいたかではなく、これからどこへ行く必要があるかに基づいて整え直せ。

進路を整え直すというレガシーは、キャリアの寄り道が厄介事ではなく、本来いるべき場所へと導いてくれるものだと教えてくれた。道を間違えたなら学び、また寄り道をして修正すればいい。

それこそが、私の著書The Detour CEOの根幹である。人生は直線ではない。キャリアも同じだ。それを良いこととして受け入れたとき、自分の進む方向をよりコントロールできている感覚を得られる。頭の中にある古い地図に固執するのをやめ、目の前のGPSに従って方向転換を始めるのだ。

「まず奉仕する」「素早く学ぶ」「進路を整え直す」は、食料品の袋詰めから1380億ドル企業のCEOに至るまで、私のキャリアのあらゆる段階を形づくってきた定番の戦略である。

だから自分に問いかけてほしい。見返りを期待せず、今日はどうすれば先に奉仕できるだろうか? 自分の知識を過小評価し、十分に速く行動できていないのはどこだろうか? そして、現在のキャリアルートはどこを整え直す必要があるだろうか?

今日、チームやメンター、同僚と話し合ってみてほしい。あるいは私のウェブサイトで対話を続けてほしい。整え直しは、ひとつ曲がれば始まる。

forbes.com 原文

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