3月27日、在留外国人数の2025年末の最新統計が出入国在留管理庁のプレスリリースで公開された。
前回のコラム「豊島区や目黒区と同じ約30万人の中国の人たちが暮らす東京とガチ中華の正体」を配信した2日後のことで、国籍別に上位から挙げると次のとおりである。ちなみに( )内は前年度末からこの1年間の増加数だ。
(1) 中国 93万428人 (+5万7142人)
(2) ベトナム 68万1100人 (+4万6739人)
(3) 韓国 40万7341人 (-1897人)
(4) フィリピン 35万6579人 (+1万5061人)
(5) ネパール 30万992人 (+6万7949人)
(6) インドネシア 26万6069人 (+6万6245人)
(7) ブラジル 21万14人 (-1893人)
(8)ミャンマー 18万2567人 (+4万7993人)
(9) スリランカ 7万9128人 (+1万5656人)
(10) 台湾 7万3256人 (+ 3109人)
トップの中国に続き、ベトナムもすでに70万人に迫る勢いで、30万人を超えたネパールやインドネシア、ミャンマーの増加が著しい。この基調はここ数年変わらない。
在留外国人の総数もついに400万人を超えて412万5395人(前年末比35万6418人、9.5パーセント増)となった。
一方、2025年の日本の出生数は、10年連続で減少しており、日本で生まれた外国人や外国で生まれた日本人を含めてもわずか70万5809人(前年比2.1パーセント減)に過ぎない。在留外国人の増加数が出生数の半分を超えるという数的状況は、過去に経験がないことだろう。
ガチ中華を急増させた理由とは
前述の通り、在留外国人数で最も多いのが、中国籍で93万428人だ。そのうち都道府県別でトップは東京都の30万5303人、2位が大阪府の9万7931人、3位が埼玉県の8万9742人、4位が神奈川県の8万6786人、5位が千葉県の6万4886人と続く。
前回のコラムでは、半年前の統計から<東京都の30万人近い数は、豊島区(29万4644人)や目黒区(28万1400人)の人口とほぼ同じくらいなので、その多さにあらためて驚く人もいるかもしれない>と書いたが、実はすでに30万人を超えていたのである。
筆者はかねてから、ガチ中華が出現した理由は、日本で暮らし、働く中国および中国語圏出身者、さらに言えば食文化的に中国と通じているアジアの人たちが増え、厚みのある顧客層を形成したことから、彼らを対象とした飲食店が成り立つ環境が生まれたからだと述べてきたが、こうした統計からも明らかだろう。



